親指はなぜ太いのか: 直立二足歩行の起原に迫る (中公新書 1709)
- 中央公論新社 (2003年8月1日発売)
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感想 : 22件
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- Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121017093
感想・レビュー・書評
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サルの口と手の形、移動方法はその主食によって決定されるという「口と手連合仮説」をベースに、初期人類の主食を考え、直立二足歩行に至った理由を考える。
序盤のマダガスカルのサルの話は聞きなれない話で想像しづらく退屈だったけど、中盤以降が面白い。
自然科学、生物学、人類学の面白さがわかる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
推理小説の趣がある。生きる姿勢で私が一番大切だと考えるのは「問う」ことである。学ぶ行為の奥に問うという自主性が働いている。島泰三の問いは単純にして深い。同じ霊長類でも手の形は実に様々だ。
https://sessendo.blogspot.com/2020/02/blog-post_12.html -
面白い、面白いけれど前半が特に冗長
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各動物の手を見るだけでも本書の価値はあります。自然環境・行動様式によって、こんなに変わっていくのかと驚かされます。
ただ、全体的に退屈になりやすいので、メモを取りながら、時間をかけて読むことをお勧めします。
第7章から見ても問題ありません。