感性の起源: ヒトはなぜ苦いものが好きになったか (中公新書 1772)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121017727

感想・レビュー・書評

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  • 味覚、臭覚などの感性を科学的方法で捉えようとした本。味覚センサーにとらわれてしまっているように感じ、ちょっと解釈が限定的であるように感じた。科学にありがちな万能論(近いうちに味覚、臭覚はセンサーで捉えられるようになる)臭が、鼻につく感じがして、本の中身にはあまり入り込めなかった。その中でも、粘菌に感性があるという実験結果はおもしろい。感性の定義は難しい哲学論になりそなので、ひとまず置くとして、粘菌に行動は非常に興味深い。迷路を解いてしまったり、突撃するものと引くものに分かれたりと、人間的な振る舞いをすることに驚いた。

著者プロフィール

九州大学 高等研究院 特別主幹教授 工学博士

「2020年 『脂質・脂肪酸関連物質の使いこなし方 -素材開発・機能創生・応用技術-』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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