感性の起源: ヒトはなぜ苦いものが好きになったか (中公新書 1772)
- 中央公論新社 (2004年11月1日発売)
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感想 : 14件
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- Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121017727
感想・レビュー・書評
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味覚、臭覚などの感性を科学的方法で捉えようとした本。味覚センサーにとらわれてしまっているように感じ、ちょっと解釈が限定的であるように感じた。科学にありがちな万能論(近いうちに味覚、臭覚はセンサーで捉えられるようになる)臭が、鼻につく感じがして、本の中身にはあまり入り込めなかった。その中でも、粘菌に感性があるという実験結果はおもしろい。感性の定義は難しい哲学論になりそなので、ひとまず置くとして、粘菌に行動は非常に興味深い。迷路を解いてしまったり、突撃するものと引くものに分かれたりと、人間的な振る舞いをすることに驚いた。
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