日本の子どもと自尊心: 自己主張をどう育むか (中公新書 1984)
- 中央公論新社 (2009年2月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121019844
作品紹介・あらすじ
自分の頭で考え、はっきりと意見を言える子どもに育ってほしいというのは親の自然な願いだろう。しかし、自己主張の発達と深く結びついている「自尊心」は、謙虚さが賞賛される日本において、常に歓迎されるとは限らない。そこに矛盾があるとしたら、自己主張できる子を育てるためにはどうすればいいのか。日本人独特の自尊心を考察し、教育学の視点から、保護者の価値観の影響や、子どもの成長との関わりを明らかにする。
感想・レビュー・書評
-
日本では自己主張しないように育てる風潮があるというのは分かったけど、どうしたら自尊心が高まるのか、自己主張できるようになるのかは分からなかった。
単純な方法論ではなく、調査結果が詳しく書かれていて参考にはなるが、私には難しかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本人の典型的な考え方がもろに当てはまったり、「母親感情に込められた価値態度を子供は敏感に読み取り内面化していく」のはまさしくそのとおりのような気がした。
対処法は簡単でほめること。
それが自己肯定を高めセルフ・エスティームか安定する。
やるぞ
-
自尊心、自己主張をほめること
日本はめんどさい国だなぁ…
C1236 -
新しい知識が手に入る本。子どもだけでなく、大人にも言えてくることだと感じた。他社評価に対して、人は人と本当に割りきれない僕には、本文にあった、Who could do it ? がもの凄く良い言葉だと感じた。
大事にしたい。
本文の内容は、割と難しく、大学で児童心理学を習った今時期で良かったと感じた。 -
自己主張、出来る事だけが良い事か…
自尊心、高いだけが良い事か…
日本の社会との兼ね合いまで考えて考察。
データ沢山の、とっても理性的な本。 -
本当におもしろい!!
良いも悪いもなしに、日本人の意識について深く考えさせられます。
日本文化論的なものと並行して読んでみるとなおさらおもしろいと思います。