犬が星見た: ロシア旅行 (中公文庫 た 15-4)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122008946

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  • 夫、竹内好、百合子の3人によるロシア旅行の記録。
    観光地を次々に回るツアーの中、武田百合子が目を引いたもののみを綴ってある。ロシアの観光地のことはほとんどわかりませんが、当時のロシア人たちの暮らしが手にとるように分かってしまいます。ロシアに行こうがどうしようが、自分の基準で「おもしろい」「おもしろくない」をはっきりと言い、現地の人とでたらめな言葉で堂々とコミュニケーションをとる武田百合子って国際人だなぁ、と思いました。そこらへんに落ちてるかけらやら標識やらをお土産にしようと手提げに入れたりするところ、笑えました。

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著者プロフィール

武田百合子
一九二五(大正一四)年、神奈川県横浜市生まれ。旧制高女卒業。五一年、作家の武田泰淳と結婚。取材旅行の運転や口述筆記など、夫の仕事を助けた。七七年、夫の没後に発表した『富士日記』により、田村俊子賞を、七九年、『犬が星見た――ロシア旅行』で、読売文学賞を受賞。他の作品に、『ことばの食卓』『遊覧日記』『日日雑記』『あの頃――単行本未収録エッセイ集』がある。九三(平成五)年死去。

「2023年 『日日雑記 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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