- Amazon.co.jp ・マンガ (414ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122040649
感想・レビュー・書評
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「ジルベール・コクトー
わが人生に咲き誇りし最大の花よ
きみはわが梢を鳴らす風であった」
この詩は物語の最初と最後に出てきます。
最初に出てくるときは、特に気にも留めないけれど
最後、物語が全て終わった時にもう一度目にする時、
この詩を見ると一気に涙が溢れてきます。
とっても美しくて切ない物語。
人を愛するって何なんだろう?
どんな愛が一体幸せなんだろう?
そんなことをひしひし考えさせられます。
ちなみに、これは10代後半から読むのが一番じゃないかな?
この歳になってやっとオーギュストの愛が理解できました。
初めて読んだ中学生の時は「うわ、ホモだ!しかもオーギュストって頭おかしい!!」としか思わなかったんだけど
今、読んでみるとオーギュストの気持ちも痛いくらいに分かるんです。
オーギュストにとってジルベールと言う存在は
彼の失われた『純粋』そのものだったんだな、って気付くんです。
同性愛がメインなので万人受けはしません。
でも、是非色んな人に偏見を捨てて読んでもらいたいな。
読むときはバスタオル片手に、心して読んでくださいね。
少女漫画史における最高傑作であり不朽の名作です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
娼年ジルベールをはじめ、お耽美できらきらと美しい少年たちの愛のおはなし。涙なしでは語れない、あまりに不幸で、あまりに美しいジルベールは永遠です。
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24年組作品はどれも好きだけどこれは群を抜いてます
小学校高学年か中学1年の頃、読み終わった後に本気でへこみ、もう今後これほどまでに衝撃的かつ心酔できる少女マンガに出会えるわけがないと思ってさっさと少年漫画に走りました。今は普通に少女マンガ読むけど笑
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やっぱりあのラストは辛い。
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色んな意味で衝撃だった・・・
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高校生の時に流行っていて、なんとなく読んでみたら、
そこには私の想像を遥かに超えた世界がありました。
こんなにも続きが気になった漫画は後にも先にもありません。 -
これを読んで初めて男同士…って、を知った(笑)
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何度読んでも泣ける…。
読み終わった後の余韻が凄かった。
ジュールとロスマリネの複雑な関係が好きです。 -
名作と呼ばれるものには理由があるんですよね。
まさかの鬱エンドですがかなり面白かったです。 -
エロい。<BR>
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何故同性愛なのか。まずジルベールが女だったらどう話が違ってくるか、と考える。