破弾 (中公文庫 と 25-2)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (504ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122044739

感想・レビュー・書評

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  • 刑事・鳴沢了シリーズ2作目
    新潟県警を辞め、警視庁に入り直した鳴沢了。
    邪魔者扱いされ3カ月も資料室でぼーとしていたところにホームレス襲撃事件が起こるが被害者のホームレスは姿を消し、30年前の公安事件が浮かび上がってくる。
    同期の女刑事小野寺冴との恋愛もあり。

  • 故郷を捨てた男は、それでも刑事にしかなれなかった。警視庁多摩署で現場に戻った了は、刑事部屋で倦厭され孤立する美女刑事とコンビを組む。命じられたホームレス傷害事件に腐る二人だが、被害者の周囲にはなぜか公安の影が……。東京郊外の新興住宅地に潜む、過去の闇を暴けるのか?

  • 10/7/25購入。雪虫に続いて読もうと購入。雪虫に比べるとちょっと…かなぁ。

  • まさに地元が舞台。細かい地名や道路もほとんど知っている。
    内容は面白かったが、読後感が良くない。

  • 鳴沢了、再び〜〜♪一作目で刑事をやめてしまったかと思いましたが、新潟県警を辞めた後、警視庁多摩署に刑事として復活。一作目の出来事で刑事への真っ直ぐさは薄くなりましたが、その分人間として厚みが出てきそうな予感のある作品でした。こういう了さん、好きです。

  •  鳴沢了は第一作の新潟を出て東京の多摩地区で刑事になっていた。シリーズの二作目で、あいかわらず、了の不器用な生き方みたいなものをぐずぐずとつづるのが長いのと、彼の内面の変化から後半の成り行きが読めてしまうのは何か物足りない。多摩地区の地理が詳しく述べられ、地元の人には手に取るようにわかるのだろう。

  • 鳴沢了シリーズの第2弾。

    前作の新潟の一件の後、了は東京で刑事になっていました。
    刑事になるために生まれてきたというか、
    自分が生きていくには刑事以外思いつかないというか・・・

    いずれにしても深い心の傷を抱えながらも
    その傷の原因となった刑事という仕事から離れられない運命なんでしょう。
    そしてそこからやはり這い上がって成長して欲しいと読者としては思うわけで。
    まぁ辞めてしまえばシリーズにはなりませんが・・・^^;

    この作品では了は新しい恋をします。
    たぶん恋仲になるんだろうなと思ったら
    結構早い段階でなりました。どないやねんと思いましたが
    突っ張っているものほど実は脆いのか?

    この作品でも了はまた新しいそして深い傷を負います。
    かわいそうに。
    でもそれもきっと今後のさらなる成長に一役買うんでしょうね。

  • 我ホームら辺が舞台。
    あんなとこでバレずに尾行できるかー?

  • 2010/05/10-2010/05/11

  • 鳴沢了シリーズ第2弾。

    新潟から東京へ、警視庁、ホームレス、30年前、左翼運動、相棒の女刑事、学生時代のラグビーの先輩、その先輩の事件への関与、しかも・・・

    相棒との軽妙なやり取り、会話中の言葉の切り返しが絶妙、最後の展開は少し無理が?

    主人公のストイックさ、真っ直ぐさが再認識される。

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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