ナ・バ・テア (中公文庫 も 25-2)

著者 :
  • 中央公論新社
3.74
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感想 : 323
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  • Amazon.co.jp ・本 (353ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122046092

感想・レビュー・書評

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  • 再読待ち。

  • スカイクロラの続編となる作品.必要以上の描写、描写がないのは前作と同様だが、
    戦闘機の戦闘シーンはとてもスピード感があり,ありありと情景が頭に思い浮かんだ.

    この作品での世界に対する理解を深めるには、さらに何冊も続編を読み進める必要があるけれど,
    作者独自の世界観を徐々に体験していくには良いペースなのかなと思った.

  • この巻のクサナギとササクラの関係がいいと思う。
    距離感というか。

    駆け引きしてる訳じゃないんだけれど
    笹倉はちょっとそういう空気を醸している感じがして。

    個人的にはティーチャより笹倉だろ、と思ってしまう…

  • 09/01/13読了

  • スカイ・クロラの過去第1弾。クサナギ氏がパイロットとしてティーチャと飛んでいた頃の話。ナ・バ・テアを読んでスカイ・クロラが一気に面白みを増します。

  • スカイ・クロラよりも過去のお話。
    この世界の設定を生かしたストーリーが出来上がっている。
    しかし、前作と同様に、
    詩的・哲学的な表現によって、
    また、最低限の情報しか伝えない事によって、
    読者に深読みさせるような手法が採用されており、
    それは建築の世界におけるプレゼンテーションではありがちで、
    新鮮味に欠ける。
    ストーリーに関しては、シリーズを全部読んで
    初めて感想が出てくる気がする。

  • スカイクロラシリーズで一番読みやすかった。
    なかなか哲学的で面白い。

  • スカイ・クロラシリーズ第二弾。パイロットとして生きている大人にならない子供の「僕」とエースパイロットとして活躍する大人の「ティーチャ」との物語。(08/12/04)

  • 空を飛ぶことに唯一の喜びを感じるクサナギ。
    大人を醜いものとし、憎しみさえ抱くクサナギ。
    自分が大人になれない存在(キルドレ)であることも、
    この感情の一因であるが、
    そんなクサナギが尊敬(あるいは恋愛感情?)を抱いたのも、
    「大人」であるティーチャ。

    クサナギの隠された過去を読み解く作品。

  • あー、ネコみたいなマークはそういうことだったのかー。 やっぱりこのシリーズはとても好きな感じ。私の感性と非常に相性がいいみたい。

  • 固定観念、というわけではなかったのですが
    勝手に主人公の性別を固定して読んでいました。
    多分、語り口調が淡々としているから、かと。
    そして十数ページ後、騙された! と打ちひしがれていました(笑)
    騙されても尚、性別固定してました。
    一度思い込むと、違うと分かっていても後々引きずる性格なので。

    何のために飛ぶのか、どうして飛ぶのか。
    飛びたいから、という主人公の答えに無意識に頷いていました。
    寝たいから寝る、読みたいから読む。
    その欲求に突き動かされて、日々生きてるんだな〜と
    改めて実感してました。
    が、多分これは感想としてどうかと…w

    前回に比べ、何だか主人公の感情が豊かな
    そんな印象を受けました。

  • 読了。どっかの書評でたったの一文にやられた、とあったが、まさにその通りだった。よい。

  • 草薙水素。

    此処からスカイ・クロラへの道筋が始まる

  • 僕っ娘ですか?

    というかスカイクロラより先に読んだんで
    てっきり少年主人公かと思ってしまいました

  • シリーズ第2弾。
    草薙水素とティーチャの物語。
    スカイ・クロラでカンナミの上官だった草薙のまだ駆け出し(?)の頃の話。
    複雑な想いが交錯しながらもティーチャに惹かれる草薙。シリーズの中では一番好きな作品。

  • 生きるということに基本的に無欲で、ただ飛ぶために軽くありたいと願い、淡々としすべてにおいて希薄。もちろんキレイな感情や好き嫌いもちゃんと描写されているし(人間なのだから!)子供だということは、無垢であり我侭であるということでもあるから、彼女のシンプルな思考や生き方に共感できないことはない。ただやはり、感情移入するのではなく、風のように軽く水のように透き通ってせつない(と感じるのは私がこっち側の人間だからで、彼女たちにとってはこれが唯一の現実なのだ)とてもよくできた、素敵な話だ。

  • 「可哀想なんかじゃない!」の意味がわかる。

    よしもとばななの解説で
    「よくもまあ、こんなふうにつくろってきたなあ」
    に妙に納得。

  • 空がとびたい

  • スカイ・クロラシリーズ(2作目)と思っていて
    実は時系列が違う(S&MとVシリーズでもあった)
    買ってからかなりたって映画をみてシリーズを
    読みたくなったので

    シリーズは一貫して一人称で書かれていて
    読み進めないと「僕」が誰なのか?というのが
    わからない。
    「クサナギ」と「ティーチャ」の出逢い。

  • None But Air―ナ・バ・テア

    スカイ・クロラシリーズです。
    スカイ・クロラ以前のお話。

    クサナギさんが好き。

  • 8/25 再読。本当はハードカバーで読みましたが、登録済みなので文庫を。

  • スカイクロラ 2作目

    スイトとティーチャの話。
    キルドレが子供をうむ!!

  • 「踊る。飛ぶ。舞う。翻る」None But Air.
    08/08/23−読了−

  • スカイクロラの映画を観て読みたくなったので読んでみました。
    ティーチャと草薙水素の出会いと別れを書いた作品。
    読んでいて映画で思ったつっかかりがちょっと解けた印象がしました。
    全体的に淡々と文章が書かれていて、私にとって新鮮でした。

    映画を観たから、今のような感じ方なのだと思います。
    本を読んでから映画を観たら、また違った印象を受けたと思います。
    機会があったら続編も読みたいです。

  • 非原作ファンとして、映画は楽しめましたが、装幀は映画以前のオレンジ一色の方がよかったです。

  • 2008年8月10日(買)

  • なんという伏線。驚いた。

  • スカイ・クロラの続編。続編と言っても、時系列では過去にあたる。None But Air.本文読んでると、結構絶妙なタイトルだと判る。
    時系列が過去だからと言って、これからスカイ・クロラのシリーズを読み始めるのはちょっと考えもの。個人的にはやはり、出版順に読むのが一番いいかと思う。スカイ・クロラで「一体この意味はどこにあるんだ」とか「で、この人何?」と思ったまま終わったことが具体的に判り始めるので、ある意味ストーリー性が出てきて、面白かった。
    キルドレと一線を画す、多分大人代表のティーチャの存在が大きいのか。実のところ本人はあんまり出てこない(特に前2/3くらい)のに、話の視線(視点ではない)が彼に向いているのでものすごく存在感があった。
    クサナギやカンナミ(これには出てこない)の考えにはあんまり共感できないけれど。

  • 「スカイ・クロラ」読んで、映画見て来ました!!
    スカイ・クロラシリーズの2作目。「スカイ・クロラ」より過去のお話。
    クサナギとティーチャが同僚だったとき。空を飛ぶことにしか興味のないクサナギさん。
    ティーチャかっこいいと思う。
    やはり刊行順に読んでよかった〜

  • 初読み。
    続きも買わなきゃ〜〜
    せっかくなので、映画表紙のものを買おうかと・・・
    来週映画見に行こうと思ってるけど
    全巻読む前に見ちゃって平気かなあ

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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