世界史 下 (中公文庫 マ 10-4)

  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (452ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122049673

感想・レビュー・書評

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  • イスラム教の興隆と停滞。それに反する西欧諸国の勇躍。
    アメリカ大陸の歴史と西欧諸国の発展は関連しあう。
    自然科学への欲求の強さとキリスト教の折衷が現在の興隆を招き寄せた?

  • 印刷された冷たい文字に命を吹き込むために言う。本書「世界史」原題「A world history」の「World」は西欧であって我々は含まない。勝者によって作られた歴史だが面白かった。今まで真面目に学ぶ気がなかったが、読んでよかった。もっと早くに読むべきだったと反省している。そうすればQさまも楽しく見られたろうに…。

  • 「1500年に明瞭な区切りがある」地理上&航海術の発見と宗教改革をしたヨーロッパから東西南世界に侵略の手が伸びる。南北アメリカ伝統社会は持ち込まれた伝染病もあって急速に壊滅させられた。イスラム、ヒンズー社会も退歩を続けたが、

    1850年以降、オスマントルコ帝国、ムガール帝国、大清帝国が無残に崩壊した/ヨーロッパは産業革命によってきわめて大量の富(商品)の蓄積ができた結果、人口が加速度的に増加し快適な生活を求め「人権意識」革命機運が盛り上がった

    「政府とは人間が作ったもので変更できる」民主主義の「強大な権力」

  • 下巻は欧州の勃興と世界規模での歴史に関してだった。
    欧州がどのように変革し、アジアを超える勃興できたのか。逆にアジアが変革できなかった理由は何なのかを解説されていた。理由としてはアジアというか、中国では官による統制が取れていたために改革が遅れ、多種多様な国家が存在した欧州は改革が進んだとうい事になる。
    後半は産業革命と民主革命が徐々に全世界に浸透し、他を圧倒し、現在に至ると言ったところだろう。

  • 極東の島国からすれば欧州事情は複雑怪奇
    中国と適度に離れた地政上の利点はマジ奇跡
    近代西欧の成功が世界の歴史の後ろ半分であることは
    世界人口の2割を占める中国の人ですらネクタイを締めているとこからして
    確定的に明らかなのだが
    問題はその中間であるアラブイスラムとアフリカさんである
    (「新幹線できたよ!→事故った!→埋めてごまかす」な国は
     原発ばくはつしても見なかったことにしている国がどうこういえることでもなし)
    アフリカさんは欧州と中東の隣に何千年も前からいたのにインドほども
    文明に「開発」されなかったし
    1400年の歴史をもつアラー神のおそれおおさは
    YHVHと比較してゲームのラスボスにできないくらいに危険(いみふめい)
    西欧科学文明はあと何年でアラビアのひとの首にネクタイを巻けるのか
    とかいろいろ思うわけだが
    足元まわりをみて
    まあ人間なんてこんなものでもそれなりにここまでこれたわけだしと
    悲しくあきれつつ恐れるのである

  • やっと読み終わった
    人生で読んで良かった本のトップいくつかに入る。
    てか、もっと若くして読んでたかった。
    世界史の授業はこういうテキストだったら良かったのに
    小中高とほんと、無駄な教育をうけたもんだ

  • やっと読めた。いつか再読する。

  • 【由来】


    【期待したもの】

    ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。

    【要約】


    【ノート】
    ・やっと読了...。2年がかりか。

    【目次】

  • 20181013
    『A World Histry』の邦訳。
    一つの歴史というように歴史は色々な見方が存在する。そして、これからも続いていく人間の生きる知恵のようなものである。
    マクニール博士が言うところでは、歴史は3つのパートに区分できる。
    ①紀元前5000年。中東のメソポタミア文明を契機とした、文明の始まりの時代。
    中国、インド、ギリシャ、メソポタミア。大きな河川の周りに集落が出来始め、言語が発明され人間の社会化が始まるようになる。
    ②紀元前5000年〜1500年。中心となる文明が崩壊して、各地域が独立し始める時代。ヨーロッパの台頭や、日本などアジア諸国の独立も目立つ。
    ③1500年から現代。西欧文明の覇権化。ヨーロッパがアジア、アフリカを植民地化競争をすることで、第一次世界大戦が始まる。戦争後処理も上手くいかず、第二次世界大戦が勃発。
    インターネット社会はますます様相を変えているとともに、未知なるものへの栄光ある、挫折多き冒険であり続けるのである。



    産業革命
    ①格差
    ②人口増加

    民主革命
    ①政治の弾力化
    ②権力の拡大

  • とうとう読了。
    ようやくまがりなりにも世界史を通読したという感じ。
    右から左へという面ももちろん多いので、いろいろな場面で、
    機会を作って、復習していきたい。
    読みやすくはなかったが、面白く読めた。(560)

    [more]
    (目次)
    第3部 西欧の優勢
    18 地理上の大発見とその世界的影響
    19 ヨーロッパの自己変革 1500-1648年
    20 ヨーロッパの外縁部 ― ロシアと南北アメリカ 1500-1648年
    21 イスラムの領域 ― それに従属するヒンズー教およびキリスト教の社会 1500-1700年
    22 東アジア 1500-1700年
    23 ヨーロッパのアンシャン・レジーム 1648-1789年
    24 南北アメリカとロシア 1648-1789年
    25 ヨーロッパ旧体制へのアジアの反応 1700-1850年


    第4部 地球規模でのコスモポリタニズムのはじまり
    26 産業革命および民主革命による西欧文明の変貌 1789-1914年
    27 産業主義と民主主義に対するアジアの反応 1850-1945年
    28 アフリカとオセアニア 1850-1945年
    29 西欧世界 1914-1945年
    30 1945年以後の世界規模の抗争とコスモポリタニズム
    訳者あとがき
    参考文献
    索引

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