- Amazon.co.jp ・本 (426ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122052611
感想・レビュー・書評
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アガサ・クリスティの名作のオマージュ。事件が複雑に入り組んでいるのに偶然要素が割と多くて、何か一つずれると全て瓦解する奇跡のバランスで成立している。
作品内容とは関係ないけど、改版12刷目にして誤植が2箇所も残っている。校正は何をしているのか。
あ、あと現代舞台作品で流行の言い回しや用語はあんまり使わん方がいいな……と思った。この作品のように何度も増刷されて四半世紀も読まれる事になると、どうしても「わぁ……死語や陳腐な表現多い……」てなってしまう(´•ω•̥`)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『そして誰もいなくなった(アガサ・クリスティ)』のオマージュ作品。
演劇部で起こる連続殺人と、刑事家族の問題とが絡み合っていて、少しややこしい部分はあったが面白かった。
「裁かれざる犯罪」はこの世のどこにでもごろごろ転がっているんだよなあ。
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名門女子校の式典の最中、演劇部による『そして誰もいなくなった』の舞台上で、服毒死する役の生徒が実際に死亡。上演は中断されたが、その後も部員たちが芝居の筋書き通りの順序と手段で殺されていく。次のターゲットは私!?部長の江島小雪は顧問の向坂典子とともに、姿なき犯人に立ち向かうが…。戦慄の本格ミステリー。 -
学生(らいすた)ミニコメント
本格ミステリー
桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/654651 -
すごくテンポも良くて面白かった。
いろんな人の視点にバンバン切り替わって
退屈する暇が無かった。
原作を読んだ事がないので
原作の真相はどうだったのかは
わからないが、表面的に見れば
真っ平らな見立て殺人で
王道な話かと思ったら
その表面の奥はボッコボコに
複雑で人の思惑が交錯しまくってて
目眩がしそうだった。
夕美には幸せになって欲しい。 -
あっという間に読了
ハードが発売された時に面白そう!とチェックしてたんだけどBOOKOFFで単行本出てたんで購入
面白かった!
全体的に二重、三重のカラクリがあったにも関わらず、とても読みやすかった
映画になっても面白そう(もうなってる?)
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アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」を基にした舞台中に、一人の女生徒が服毒死を遂げるところから物語は始まる。原作通りに第二、第三の殺人が起こるが、事件の伏線には予想もしない展開が待ち受けている。
黒幕は誰なのか、裁かれる犯罪と裁かれない犯罪の境目とは、といったことをふと考えさせられる作品。 -
アガサ・クリスティのそして誰もいなくなったを読んでなくても楽しめます(読んでた方がより楽しめるけど)
一昔前の帯も何もない文庫本を読んだので何の前知識もなく驚きの連続でした
今のは帯に色々と書いてあるので、どーせこうなるんでしょ、みたいのがある程度解っちゃうんですよね^^;
どんでん返し系では無いのですが後半は、おおお!また来た!また来た!の連続です(^^)
例えるなら…花火大会の後半にドカドカーっと上がって、いやー凄い花火大会だったなぁーと帰りかけたら、またドカドカーっと上がって、うわー凄かったなーさて帰るかと思ってるとまたまたドカドカーな連続な感じです(^_^;)
最初の殺人の動機だけは、もうちょっと良い動機が浮かばなかったのかなぁとは思いますが、最初から最後まで凄く楽しめました!
良い読書タイムでした(*^^*)