- Amazon.co.jp ・本 (426ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122052611
感想・レビュー・書評
-
前半はクリスティ見立て殺人で流れが良かったのですが後半無理矢理どんでん返したみたいな自然な流れでない様な作品に感じたのは残念でした。でも、読みやすさは評価良しです。最後は呆気に取られ置いてけぼり喰らった感強かったです。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
完全に騙されて爽快な読了感です。久しぶりに推理小説の面白さを堪能できました。
-
面白い、、、、
ハマる。
丁度アガサクリスティのそして誰もいなくなったを読んですぐだったので、挿絵も同じだー!
って、興奮。
アガサクリスティも面白かったけど、それを乗っとってこれかぁーくぅーーーー!!!っていう読み応えでした。
絶対ないんだよ。アガサクリスティもこの著者もリアルではありえない殺人なんだけども、なんせ夢中にさせるんだよなぁ。
ある種ファンタジーのようなミステリーです。
こんな殺しまくるか?!ってくらいに殺されるし、うそーって展開なんだけど、ゲーム感覚で進む犯人探しにどーにもこーにも止まらない。
この著者は今まで3冊読んでるけど、どれも面白い。ハズレなし!!!!!!!!!
ほかも読んでみたい!!!!!!!!
アガサクリスティといっしょに読むのおすすめ!!!!!!!
-
本好きの私は、コロナ禍で週末にステイホームが続いても苦にならず、逆にのんびりと本を読んだりくつろいだりする時間が出来て楽しい。子どもがすでに一人立ちしていて、子ども部屋を自分専用の部屋にしていることもその理由の一つだろう。考えてみれば少々贅沢な話だ。
自分の部屋にしているとはいえ妻も出入り自由で、書棚やクローゼットなどは夫婦二人で使っているので第2のリビングみたいなものだろうか。在宅勤務をしたり書き物をしたり、時には机で小説を読んだりする以外は部屋に閉じこもることなくリビングで過ごすことが多い。適度に離れるのもまた、夫婦円満の秘訣かもしれない。
それはさておき、日曜日になると新聞の「日曜版」に書籍の紹介や書評が載るので、夫婦揃って本好きなので互いに読んでは次に読む本の情報を得たりしている。リビングのテーブルに新聞を広げて、書評などをじっくりと読んではその感想を話し合うのだが、自分一人で情報を探すよりも、こうやって話をしている方が入ってくる情報は多い。
先日も思いがけない事からミステリー本の話になり、そう言えばとても面白い本があったけど読んだことあるかと妻に聞かれ、読んだことがなく興味をそそられて手にした一冊があった。それがまた、非常に面白い一冊だった。
そして誰もいなくなる (中公文庫)
今邑彩さんの書かれた「そして誰もいなくなる 」は、ラストの数十ページが息もつかせないほど目まぐるしく謎解きが行われる物語だ。大どんでん返しが次々とやって来て、えっ?と思うことが押し寄せてくる。ミステリーとはこういうことかと思わされた一冊だ。
「名門女子校の式典の最中、演劇部による『そして誰もいなくなった』の舞台上で、服毒死する役の生徒が実際に死亡。上演は中断されたが、その後も部員たちが芝居の筋書き通りの順序と手段で殺されていく。次のターゲットは私!?部長の江島小雪は顧問の向坂典子とともに、姿なき犯人に立ち向かうが…。戦慄の本格ミステリー。(「BOOK」データベースより)」
タイトルの通り、この物語はアガサクリスティの「そして誰もいなくなった」をオマージュした物語で、その筋書きの通りに殺人事件が次々と起きてくるというストーリーだ。
同じ筋書きの通りに殺人事件が起きるとはいっても、その途中途中に様々な伏線が張られていて、物語の最後にその伏線を次々と回収していくスピード感も素晴らしい。思わず前のページをめくって読み直しするなど、ページを行ったり来たりしてしまった。
10年ほど前の作品なので、物語の中でファックスが登場したり固定電話や公衆電話が使われたりしているが、それだけ長い間読まれ続けている人気のミステリーだということだろう。
ミステリー好きがおうち時間を有意義に過ごすには、この物語は最適の一冊になると思う。 -
なるほどね。こうだったらやだなーというところに行ってしまった。
もう一ひねりがあり、裁かれない犯罪が主題だったのは意外だった。 -
そして誰もいなくなる
200811読了。
今年63冊目今月4冊目。
#読了
#そして誰もいなくなる
#今邑彩
図書館本。初読みさん、かな?
展開が早く、ミスリードも効いている。
ただし、意外な展開を狙いすぎてバタバタしている印象。
初期の赤川次郎のようなテイストで、リーダビリティが高く一気読みできる。
なんとも言えない後味は著者の味だろうか。
-
面白かった!
一気読みです。昔の赤川次郎のような雰囲気も感じられるような。。。
簡単且つ簡潔な文章。単純な登場人物。分かりやすい状況説明。途中何度も騙されながら、二転三転するストーリーに素直に翻弄されっぱなしでした。
ただわたしとしては、ラストはいただけません。
あまりにも自分がやったことに対して、考えが甘過ぎるのではないでしょうか。少なくとも自分のせいで、人が死んだことは事実なんだから。
「裁かれざる犯罪」
直接手を下したわけでも、関与すらしていない。だけどその行為は充分罪に値するもの。法律で裁かれることはない。
これからの人生でその罪をどう贖うのか、それは自分で決めることなのだ。
-
女子高の式典で「そして誰もいなくなった」を演じた人間が、物語通りに次々と殺されていくというなかなか面白い趣向です。視点がコロコロ変わるので終始バタバタした印象ですが、捻りや大どんでん返しが利いているので、それなりに楽しめる内容になっていると思います。
-
2011/5/12