- Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122052833
感想・レビュー・書評
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良書。料理は古今東西、共通のパターンの下で成り立っている・・・という話。
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請求記号 596.04/Ta 78
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今までにない料理の本。色々な料理を極めて論理的に分析しまったく新しい観点から読者の調理に関する理解を助けてくれる。料理初心者の私には大変参考になった。
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料理の本質、料理とは何か。最近脚光を浴び始めた、理系の料理の先駆けとも言えそうな俯瞰的な分類・分析。各章は具体例から始まり、ぐっと高度を上げて抽象度を上げていき、違う場所の具体論に着地する。お腹が鳴り、而して感心し「料理」ということについて考えさせる、見事な構成と文才。これほどの本が絶版だったとは。
近年の分子ガストロノミーなどは料理の四面体モデルに改善を迫るのだろうか。だとすると、ニュートン力学に対する相対性理論のような極限状態での表現形式の改良か。 -
うまいもんに境界はござーせん。
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日本人にとって馴染みのない、ちょっと手を出しにくい料理でもそれがその土地の庶民料理だったことを想像し、ユーモラスに語る筆者の想像力には笑わされた。面倒くさくて簡単なものしか作らない人にも料理の楽しさ・魅力が伝わる一冊。
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「2011年 突撃!先生にインタビュー POP」
http://opac.lib.tokushima-u.ac.jp/mylimedio/search/search.do?materialid=008351442 -
調理法や火・水・空気・油などの調理の要素によって料理の構造を考察する本。
一見、違う国のまったく別の料理でも調理法を分解していくことで、根幹によく似た構造を見出すことができたりする。様々な例示の果てにそびえる四面体は衝撃的。料理というものを考えるための方法論としては画期的であると思う。
レヴィ=ストロースの影響を受けているが、大学時代に構造主義をかじったことがあるので懐かしくも取りつきやすかった。 -
若書きという印象。
とんがってます。