料理の四面体 (中公文庫 た 33-22)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122052833

感想・レビュー・書評

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  • 良書。料理は古今東西、共通のパターンの下で成り立っている・・・という話。

  • 請求記号 596.04/Ta 78

  • 今までにない料理の本。色々な料理を極めて論理的に分析しまったく新しい観点から読者の調理に関する理解を助けてくれる。料理初心者の私には大変参考になった。

  • 料理の本質、料理とは何か。最近脚光を浴び始めた、理系の料理の先駆けとも言えそうな俯瞰的な分類・分析。各章は具体例から始まり、ぐっと高度を上げて抽象度を上げていき、違う場所の具体論に着地する。お腹が鳴り、而して感心し「料理」ということについて考えさせる、見事な構成と文才。これほどの本が絶版だったとは。
    近年の分子ガストロノミーなどは料理の四面体モデルに改善を迫るのだろうか。だとすると、ニュートン力学に対する相対性理論のような極限状態での表現形式の改良か。

  •  
    ── 玉村 豊男《料理の四面体 201002‥ 中公文庫》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4122052831
     
     玉村 豊男 エッセイ・画家 19451008 東京 /方久斗の子
     
    http://q.hatena.ne.jp/1151741570(20060701 17:12:52)
    …… あなたが(いままでに)食べた肉(珍味)を語ってください。
    http://q.hatena.ne.jp/1151741570(20060701 17:28:52)
     
    http://d.hatena.ne.jp/adlib/20050202 食味喰餐 ↓蕎麦学入門
    http://q.hatena.ne.jp/1187704490#a750837(No.3 20070822 02:03:11)
    https://oshiete.goo.ne.jp/qa/2358438.html(No.1 20060824 02:43)
     
    https://oshiete.goo.ne.jp/qa/7227114.html(No.9 20120106 06:27)
    粗食・美食・聖食 ~ 知らなくてよい者と、知らねばならぬ者 ~
    https://oshiete.goo.ne.jp/qa/7227114.html(No.12 20120106 23:56)
     
    …… 70日間に29人を食べつくした16人は、あと何日で絶滅するか?
    http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12108228397
     共食いの数学 ~ そして誰もいなくなった ~ (20130603 04:46:07)
     
    …… おすすめの料理論本を教えて下さい。
    http://q.hatena.ne.jp/1426340769#a1244971(No.2 20150315 04:34:21)
     七味礼餐 ~ 料理の哲学書 ~
     
    (20150315)
     

  • うまいもんに境界はござーせん。

  • 日本人にとって馴染みのない、ちょっと手を出しにくい料理でもそれがその土地の庶民料理だったことを想像し、ユーモラスに語る筆者の想像力には笑わされた。面倒くさくて簡単なものしか作らない人にも料理の楽しさ・魅力が伝わる一冊。

  • 「2011年 突撃!先生にインタビュー POP」

    http://opac.lib.tokushima-u.ac.jp/mylimedio/search/search.do?materialid=008351442

  • 調理法や火・水・空気・油などの調理の要素によって料理の構造を考察する本。
    一見、違う国のまったく別の料理でも調理法を分解していくことで、根幹によく似た構造を見出すことができたりする。様々な例示の果てにそびえる四面体は衝撃的。料理というものを考えるための方法論としては画期的であると思う。
    レヴィ=ストロースの影響を受けているが、大学時代に構造主義をかじったことがあるので懐かしくも取りつきやすかった。

  • 若書きという印象。
    とんがってます。

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著者プロフィール

1945年東京都杉並区に生まれる。都立西高を経て東京大学フランス文学
科卒。在学中にサンケイスカラシップによりパリ大学言語学研究所に留学す
るも紛争による休講を利用して貧乏旅行に明け暮れ、ワインは毎日飲むもの
だということだけを学んで1970年に帰国。インバウンドツアーガイド、
海外旅行添乗員、通訳、翻訳を経て文筆業。1983年軽井沢に移住、
1991年から現在の地で農業をはじめる。1992年シャルドネとメル
ローを定植。2003年ヴィラデストワイナリーを立ち上げ果実酒製造免許
を取得、翌2004年より一般営業を開始する。2007年箱根に「玉村豊
男ライフアートミュージアム」開館。著書は『パリ 旅の雑学ノート』、『料
理の四面体』、『田園の快楽』など多数。近著に『隠居志願』、『旅の流儀』。
『千曲川ワインバレー| |新しい農業への視点』刊行以来、長野県と東御市
のワイン振興の仕事に専念してきたが、古稀になった今年からは、少しスタ
ンスを変えてワインバレーの未来を見渡していきたいと思っている。

「2016年 『ワインバレーを見渡して』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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