- Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122055759
感想・レビュー・書評
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8作の短編ミステリー小説が収録されていて、どの話も最後にちょっとしたどんでん返しがある。最後のオチが小気味よく、どの作品も面白かった。主人公自らが問題に顔を突っ込んでいく作品が多かったように感じる。今邑さんの良さが全面に出ているので、今邑さんの作品を読んだことがない人はまずこの本を読んでみて、自分の好みにあうかどうか探ってみるのが良いと思う。
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「茉莉花」は既読でした。残念です。
どのお話も楽しめましたが全体的にインパクトが薄く、あまり印象に残りませんでした。 -
2011/10/27
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ちょっと古臭いけど短編ですぐ読めて良い
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相変わらずゾクゾクする短編集。最後まで読んだときのぞわっとくる怖さが好きです。
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どうも読んだことのある作品だな、と思ったら、再録もありの短編集らしい。しかし、未読のものはそれなりに楽しめた。「茉莉花」はなかなかの名作、再読でも面白かった。
未読の中では「白いカーネーション」がよかった。子供の気持ちはわかるが、こんなことまでされてずっと一緒に暮らしていけるものだろうか。お互いに居心地が悪くないのだろうか。私が息子の立場ならば、何も知らないふりをするだろう。少なくとも、わざと怪我をして母親を引き止めるくらいの執着を母に対してもっていたのなら。今邑彩さんの作品も、大概イヤミスだよなぁと思う。
しかし、1年ちょっと前に熱心に読んでいた頃に比べて、今邑彩さんの世界にそれほどのめりこめなくなった。短編集ということもあって、さらっと読めてしまった感じ。 -
電話や手紙にまつわる短編集。電話といっても固定電話という、ちょっぴりレトロ感漂う時代設定。いちばん最初のは、携帯が普及した現在では通用しないだろうけど…どの話も収束するとみせかけて、もうひと山あるのが今邑さん流ですね。
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電話や手紙に纏わる短編八編が収められた、短編集。
それぞれの話には、電話や手紙が小道具として登場し、また各話にはそれらを象徴するような副題が付いています。
話によっては、電話や手紙が本当にちょっとした小道具程度の扱いで、物語のキーという程ではないかなぁと感じるものもありました。
ですが、似通ったモチーフの小説が纏められているのは面白いと思います。
今邑さんの小説の面白いところは、これから不幸なことが起きそうだと匂わせる終わり方をするところだと勝手に思っているのですが。
この短編集に収録されている話は、最後に希望が見えたり、温かい気持ちになれるような終わり方が多いような印象を受けました。
不幸な終わり方の今邑作品が大好きな自分は少し物足りなく感じてしまいました。
良い話も、もちろん嫌いではないですが。
『情けは人の……』と『時効』が特に好きです。 -
2012/3 読了
短編集で サクサクとテンポよく読めますねー
この方の本は あまり失敗というのがない感じする
短編もソツない感じでいいのだけど
やはり長編のほうが私は好きかも^^