ロボット-RUR (中公文庫 チ 1-4)

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  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122070110

作品紹介・あらすじ

無限の労働力「ロボット」によって人類は苦役と貧困から解放され、真の幸福を得るはずだった――。一九二〇年、東欧の小国で発表されたこの戯曲から「ロボット」という言葉が生まれた。今なお多くの問いを投げかける名作を、発表より百年を記念し新訳する。





資料 カレル・チャペックによる記事


「今一度、ロボット(RUR)について」(一九二一)ほか


訳者解説


「『ロボット』あるいは世界文学のつくりかた」阿部賢一

感想・レビュー・書評

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  • ロボット:
    1. 電気・磁気などを動力源とし、精巧な機械装置によって人間に似た動作をする人形。人造人間。
    2.目的の作業・操作をコンピューターの制御で自動的に行う機械や装置。人間の姿に似るものに限らない。自動機械。「産業ロボット」
    3.自分の意志でなく、他人に操られて動く人間。傀儡 (かいらい) 。「軍部のロボットである大統領」
    [補説]チェコの作家チャペックが作品中でチェコ語の働くの意のrobotaから作った造語。

    この”ロボット”という言葉がカレル・チャペックにより作られて100周年ということで出た新訳。
    あとがきでカレル・チャペックは「部分的には科学についての喜劇、また部分的には真実についての喜劇を書きたい」と書いている。
    ROBOTは、ドイツ語で領主に対する農民の賦役という意味で、この言葉を提案したのは兄のヨゼフ・チャペックで、後年逮捕されて強制収容所で亡くなっている。なお弟でこの本の著者のカレルは、兄の逮捕の前年に亡くなっている。生きていたら一緒に収容所行きだった。
    チャペック兄弟はこのロボットのような皮肉的教訓的な話もあるし、童話集「長い長いお医者さんの話」で、文カレル、絵ヨセフという共著を出したり、「ダーシェンカ」や「犬と猫のお話」など優しく柔らかな話と絵が印象的であり、収容所での最期というのはあまりにも哀しい。

    ※ラストまでネタバレしています※

    ===
    ※※序章※※
    ロッシム島の工場で人間と同じ姿で安価な労働力の”ロボット”が製造されていた。
    その元になったのは若い学者のロッシムだった。彼は化学合成により生きた物質に似たものを作り出し、人工の生命創作を重ねて行った。
    ロッシムは無神論者で科学の信望者だったので、神や自然でさえできなかった生命の創作を人工的に行いたかったのだ。それは実用性はなく、人体にある一つ一つの腺や細胞であったり、大きな生物や優れた頭脳と下等生物との組み合わせの実験だった。そして学者ロッシムは人間の創作に取り掛かった。
    だが今では老人となった学者ロッシムのもとに、ロッシムの甥にあたる若い技術者が訪れた。
    技術者ロッシムはいう。「人間を10年かけて製造するなんて馬鹿げている。早く大量に作り労働機会にするんだ」
    技術者ロッシムは人工的な人間を大量生産するため、労働に必要な知能を付け加え、そして人間が人間であるための楽しみ、つまり喜びとか余暇とか労働には関係のないものをすべて排除した。
    こうして見た目は人間特別がつかず労働のための知能は備えているが、魂がない”ロボット”は大量生産され、いまでは世界中で安価な労働力として使われている。耐久期間は20年で、それが過ぎたら廃棄される。

    ※※第一幕※※
    そしてそのロボットを作っているRUR社(ロッスム・ユニヴァーサル・ロボット社)の代表取締役のハリー・ドミンのもとに、会長の娘のヘレナが訪ねてくる。
    ヘレナは、見た目が自分たちと全く変わらないロボットたちが、魂を持たずなんの楽しみもなく給料も支払われずにただ労働力として扱われれ、壊れたら廃棄処分されるということにショックを受ける。
    そしてロボットたちに訴えようとする。
    「わたしは人道連盟を代表してここに参りました。ロボットの皆さんも愛を感じ、幸せになる権利があります。皆さんは自分の権利に対しての権利を主張し、いまの劣悪な環境改善のために立ち上がりましょう!」
    そう、彼女はロボットに人間に対しての反乱を呼びかけたのだ。

    だが彼女がロボットだと思って訴えかけた相手は本物の人間、つまりRUR社の幹部たちだった。
    そして幹部たちである生理学のガル博士、心理・教育担当のハレマイヤー博士、営業担当のブスマン領事、ロボット建設担当アルクイスと建築士は、ヘレナの心配に対して説明を行う。
    すなわち「彼らには、労働のための無駄な時期である幼年期を省いてすぐに成人として作られ、そして感情は持っていないのです。だからお金を与えてもごちそうをを与えても彼らには無関心でしかありません。
    また、ロボットたちには制作段階で完璧に作るのではなく、自然に発育する余地が少し残しています。自分の存在に慣れるため、別々に作られて組み立てられた体の外郭や内蔵とが癒合して、自分自身の存在に慣れるための余地が必要なのです。
    そんなロボットたちは、まれに痙攣を起こすことがあります。物を破壊し、歯ぎしりをし、そうなったら廃棄されます。また、故障を防ぐために”痛み”与えています。
    そしてそんなロボット開発により、人間は労働からは開放され、物価は安くなる一方です。
    物価が安くなれば貧困はなくなり、仕事もしなくて良い。
    すると人間は、自分がしたいこと、愛することだけをすればよくなるのです」
    ヘレナは、ロボットへの半端な知能や痛み、自我の芽生えに不安を覚えながらも、
    人道を訴えながらも現実での物価というものをそもそもしらない自分の箱入り娘っぷりを恥ずかしく思うのだった。

    ※※第二幕※※
    10年後、ヘレナはドミンの妻になり、RUR社の工場のある島に留まっていた。
    この地球上では、人間の出産がほぼなくなっていた。労働はすべてロボットがしてくれて、人間はただ楽しみのことだけに生きているので、子供を生むことが必要でなくなったのだ。だが人間が妊娠する能力を失ったのは、まるで自然がロボット製造に怒っているようではないか。
    労働が不要な世界は確かに快適だ。だがこのままでは人類は滅びる。いや、このまま滅びるべきということなのだろうか。
    <これは世界の終わり。悪魔のように傲慢になって、主と同じように創造しようとしたからです。神を信じようとしないばかりか、自分が神になろうとするとはなんという冒涜でしょう。神が楽園から人間を対用したように、今度は人間が全世界から追放されるのですよ!P78>

    ヘレナの知らないところで幹部たちが世界の情報を集めようとしている。
    世界ではロボットたちが組合を組織し、人間に対して革命を起こしたらしいのだ。孤島であるここには通信が途絶え、郵便も客もすべて途絶え、世界の状況がまるで入ってこない。
    確かにロボットには成長の余地を残した。
    だが世界中のロボットが一度に蜂起するとは。先導者はいるのか?なにかの要因があったのか?

    そこで幹部たちは、学者ロッシムのロボット設計図を交換条件として、自分たちが船で島を脱出しする交渉材料にしようとする。
    このまま設計図を廃棄しロボットが増えなければ彼らの革命も終わるだろう。だが設計図をロボットに渡さなければ自分たちが殺される。

    しかしその設計図は、ヘレナにより焼却されていた。
    しかしヘレナはこのままではロボットが人間を憎むと思っていた。だからロボットに感情を入れるように幹部に依頼していた。
    そしていまは、ロボット製造を完全にやめればまた人類が自分たちで生きて自分たちで子供を生むようになるのではないかと考えたのだ。

    <もしかしたら、我々はもう百年前に死んでいて、ただ幽霊のように存在しているだけなのではないだろうか。おそらく、だいぶ前から死んでいて、じつは、かつて…死ぬ前に…国地にしたことをもう一度ただ繰り返すために戻ってきているのだろう。P128>

    ロボットたちは屋敷になだれ込み、幹部たちを殺してゆく。
    指示するのは、ヘレナがカム博士に頼んで少しだけ人間の感情を入れたロボット・ラディウスだった。
    次々殺される幹部たち。

    幹部の中で一人だけ生かされたのは、建設部門のアルクイストだった。彼はロボットたちから「ロボットと同じく手を使って仕事をしている。これからもロボットたちのために働け」と見逃されていた。

    ※※第三幕※※

    それから数年後、どうやらこの地球上に生き残っている人間はアルクイストだけになっているようだ。
    だがロッシム博士の設計図がなくなったことによりロボットたちも増えることができなかった。
    ロボットたちはアルクイストに「生命を作る方法を教えろ、ロボットを作る方法を教えろ」と言ってくる。
    だが自分以外の人間は一人もいなくなり、ロボットの設計図もなくなったとなっては両方とも滅びるしかないのだ。
    ロボットたちは言う。「私達は人間のようになりたかった。私達は行きたかった、私達のほうが有能だ。人間のようになりたかったら、人を殺して支配しなければいけない。だがこのままでは我々は絶滅する。
    わたしたちロボットは痛みと恐怖を覚えて魂を持った。人間に作られた我々は、生きたいと言い、思考する。どうかロボットを解体して生命の秘密を探ってほしい」
    アルクイストは「ああ、人間の似姿ほど人間の異質なものはない」と嘆く。

    そんなアルクイストの前に男のロボット・プリムスと、女のロボット・ヘレナが現れる。
    彼らはロボットでありながらも、人間の男女のように相手を愛し合っていた。
    彼らを見たアルクイストは「きみたちは新しい世界に行きなさい」と二人を逃がす。
    「神も人間も生命を作った。だが愛はつくられたものではなく、自然に生まれたものだ。これこそ自然であり生命だ。
    技術や都市が滅びても、愛がある限り生命は滅びないのだ!」

    ===

    魂を持たずただ労働のためだけに作られるロボットについて、いろいろな立場の立場の人間がいる。
    人間が労働から開放されて幸せになるため、科学への興味のため、商売のため、神を信じず人間がもっと別の方法で生命を生み出すという証のため。
    またロボットをどうするかにもそれぞれ意見が異なる。人間が労働から開放されすぎると堕落するのではないか?ロボットをあまりひどい扱いにすると人間に憎しみを覚えるのでは?

    私はいままでカレル・チャペックは童話は園芸や犬のことしか読んでいなくて大人向けは初めて。
    かなり皮肉とユーモアが効きつつもなんとも情け容赦なく、コミュニケーションが全く通じないこの殺伐たる世界。
    しかしラストでの生命の愛に希望を見出したいと願うところは、チャペックの、戦争のなかでも人間を信じたいという希望があるのだろうか。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      淳水堂さん
      チャペックの時事コラムを読んでみてください。「ごあいさつ」とか、、、人と人の繋がりを大切にされた方だと判ると思う。
      日本人として...
      淳水堂さん
      チャペックの時事コラムを読んでみてください。「ごあいさつ」とか、、、人と人の繋がりを大切にされた方だと判ると思う。
      日本人としては、関東大震災のエッセイは涙無しに読めません、、、
      2021/03/29
    • 淳水堂さん
      猫丸さん
      教えてくださってありがとうございます。
      まずは「ごあいさつ」を図書館予約しました。

      私はカレル・チャペックは児童向きの...
      猫丸さん
      教えてくださってありがとうございます。
      まずは「ごあいさつ」を図書館予約しました。

      私はカレル・チャペックは児童向きの話しか読んだことがなくて、社会的なものは初めてでした。
      「ロボット」では、物理的には人類もロボットも滅びるのかもしれないけれど、生命は作れなくても”愛”は自然に生まれたという、人間への希望と信頼を感じました。
      ご紹介ありがとうございました!
      2021/03/30
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      淳水堂さん
      「白疫病」を書いた時は、ペシミスティック過ぎだと批判されたようです。きっと近づくファシズムの足音に敏感になって欲しかったんだと、...
      淳水堂さん
      「白疫病」を書いた時は、ペシミスティック過ぎだと批判されたようです。きっと近づくファシズムの足音に敏感になって欲しかったんだと、、、
      2021/03/30
  • 「『ロボット』という言葉が生まれた。今なお多くの問いを投げかける名作を、発表より百年を記念し新訳する。」ですって。納得の阿部賢一訳

    ロボット -カレル・チャペック 著/阿部賢一 訳|文庫|中央公論新社
    https://www.chuko.co.jp/bunko/2020/12/207011.html

    • 淳水堂さん
      猫丸さん
      こちらにお邪魔します。
      教えていただいたチャペックのエッセイ読みました(^o^)
      シニカルですが優しく嫌味がなく、文章でちゃ...
      猫丸さん
      こちらにお邪魔します。
      教えていただいたチャペックのエッセイ読みました(^o^)
      シニカルですが優しく嫌味がなく、文章でちゃんと表現できる人だなあと思いました。
      この「ロボット」もそうですが、嫌な時代でも人を信じる希望があり、「ごあいさつ」などのアクションを起こせる人だなって。
      また少しずつ読んでみたいです。
      2021/05/18
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      淳水堂さん
      「ごあいさつ」を思い浮かべてウルウルしている猫でした。。。
      淳水堂さん
      「ごあいさつ」を思い浮かべてウルウルしている猫でした。。。
      2021/05/18
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      チャペック『ロボット』 「生きた機械」は人を幸福にするか | 日経BOOKプラス
      https://bookplus.nikkei.com/...
      チャペック『ロボット』 「生きた機械」は人を幸福にするか | 日経BOOKプラス
      https://bookplus.nikkei.com/atcl/column/071300099/030700010/
      2023/03/15
  • 本書には「働くとはどういうことか」という副題を付けたい。

  • 『ロボット』という言葉を生み出し、広く浸透させた戯曲。チェコの作家・カレル・チャペックによるSFの古典。

    今日当たり前のように使っている『ロボット』という言葉の源流は、思っていたのとはかなり違う物語だった。まずロボット発明の経緯が意外に思えた。人間の複製をつくる人造人間制作の試みのはずが、人間に近づけるのではなく、いわゆる「人間らしさ」を余計なものとしてあえて除外し、簡素にして実用的な「労働者」をつくっているというところ。そこから導かれる、ロボットが人間の労働をすべて肩代わりしたら人間はどうするのか?という思考実験は、「労働とはなにか」「人間らしさとはどういうことか」といった、『山椒魚戦争』にも通じるテーマを含んでいる。

    ロボットやAIが人間に反旗を翻して云々、というイメージは本作が大元といっていいのだろうか?テクノロジーの進歩が恐怖をもたらす、その象徴としての『ロボット』という単語に潜む深みが、様々な意味合いを付加されてひとり歩きしてしまったのかもしれない。しかし本作では、広く浸透した「機械の恐ろしい面」を描くに留まらず、その先にある、地上の争いを超越した究極の結末を見せることで、原点にしてすでに永遠のテーマ性を明示している。

    作者は後年、本作における『ロボット』は機械工学による「技術」ではなく、化学を軸とした「科学」によって生まれたものとして、広まってしまったイメージとは元々異なるものであることに言及している。それは無機的な機械仕掛けではなく、有機的な人造人間というべきものである。ゴーレムの伝承も影響しているとのこと。

    2021年に日本で映像化。現在アマゾンプライムで視聴可能であることを知り、このあと見てみたいと思っている。

  • ロボットが出現→人間が産まれなくなる?!
    何で?!
    と思って調べてみた。
    「陣痛」は英語で「labor pain」。「labor」は「労働」と訳すことが多い。同じく、チェコ語で「陣痛」は「prace」。これは「仕事」を意味する語らしい。
    ロボットによって人間が滅ぶ、という展開は、もはや古典的と言ってよい程。だけれど、作者はこれを「悲劇」ではなくて「喜劇」として書いたつもりだという。
    とすると、冒頭に書いたあれはディストピアあるあるではなくて、言葉遊びと言えそうだ。
    「laborからの解放」=「苦役からの解放」=「出産からの解放」
    そして、ヘレナの扱い。
    たぶん、背景にあるのは「楽園追放」だろう。
    悲劇のトリガーを引くのは、愚かにして弱きものである女の役目?
    「弱き者よ、汝の名は女なり」ってとこなのか。『1984年』も『すばらしい新世界』でも似たような扱いされてるから、当時の通念としては「女=愚かで狡猾で男を破滅に追い込む魔性」というのが「適切な役どころ」だったんだろうなぁ。潮目が変わったのって、いつ、どの作品あたりからなんだろう??

  • 良書。AIのシンギュラリティの議論を見越したようやチャペックの慧眼には恐れ入った。

  • 「ロボット」と言う名前の元となった小説だな(戯曲だったけど)、と思い読んで見たら、
    ・ロボットは、これまでイメージしていた「機械」で出来たモノ、では無く、化学的、人造人間、的なモノだった。でもそこ以外は確かに現在のロボットの概念と同じものだと思う。
    ・1920年の作品だけど、SF、と言うカテゴリーとして読める設定だった。
    サクッと読んでおいて損はないかと思います。
    (追記)
    あのロボット三原則で知られるアシモフは、奇しくも1920年生まれみたいですな。

  • こないだ、岩波のロボット読んだけど、新訳?阿部賢一訳が原書発行から100周年で刊行されたんでもっかいよんでみてます。

  • 思ってたロボットと違った。クローンとかゲノム編集とか技術の進歩した今の方が、リアリティがあるのではないか。

  • 非常にスリリングでエキサイティング。こういうタイプの話は大好物なのでとても面白く読んだ。
    ただ、ところどころ「ん?」となる部分もあり、若干の作り込みの荒さがある気もするのだけれど、付録の文章にある通りこれはSF作品として…とかディストピアが…とかいうよりも『人間を描きたかった』話なんだろうなと思う。

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著者プロフィール

一八九〇年、東ボヘミア(現在のチェコ)の小さな町マレー・スヴァトニョヴィツェで生まれる。十五歳頃から散文や詩の創作を発表し、プラハのカレル大学で哲学を学ぶ。一九二一年、「人民新聞」に入社。チェコ「第一共和国」時代の文壇・言論界で活躍した。著書に『ロボット』『山椒魚戦争』『ダーシェンカ』など多数。三八年、プラハで死去。兄ヨゼフは特異な画家・詩人として知られ、カレルの生涯の協力者であった。

「2020年 『ロボット RUR』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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