スカーレット・ウィザード 5 (C・NovelsFantasia か 1-27)
- 中央公論新社 (2001年4月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
- / ISBN・EAN: 9784125007014
作品紹介・あらすじ
おまえ本当に優しい男だな、海賊。巨大なクーアの権力にも何の興味も無かったくせに、おまえは私につきあってくれた。だから-だからもう終わりにしよう。最重要課題であるダニエル救出作戦はジンジャー主演で華々しく開幕し…そしてラヴロマンスも終幕を迎えるスカーレット・ウィザード最終巻。
感想・レビュー・書評
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前巻終わりで子どもを誘拐された二人は、ゲート事故に見せかけて殺されそうになり、一時的に死んだことにして身を隠すことに。
その間に子どもを手に入れた幹部たちは、クーア財閥の技術を駆使した難攻不落の要塞をクーア財閥の本社として機能させ、どこからも攻撃を付けつけないような態勢をとって備えた。
一方夫婦はジンジャーを巻き込み、軍を利用し、名だたる海賊たちまで協力させ、子ども奪還作戦開始。
そして最後はめでたしでめでたしで終わると思いきや。
ケリーの古い記憶とジャスミンの幼い頃の記憶。
それが交錯する前にジャスミンは眠ってしまった。
これが『暁の天使たち』への布石になるのだけど。
結構好きだったわ、この夫婦。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
完結。 二人の異質なラブラブっぷりが楽しい。 そして驚きの結末。 これで終わりかー。外伝でどれくらい触れられてるんだろう。
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[江東区図書館]
スカーレット・ウィザード5巻。
読んだのは遠い昔。デルフィニアに次いで知って?出版当時に読み漁っていたはず。
図書館でふと田中芳樹(銀英伝)のシリーズが並べられているのを見たらその手のライトノベルが懐かしくなって、当時好きだった菊池秀幸と茅田砂胡を探してしまった。
好きと言いつつ記憶力のない自分に感謝。
読み始めてすぐ主人公同士のコンセプトや掛け合い漫才のような二人のやりとりは懐かしく思い出されたものの、読んだところまでに相槌を打つ感じのいい思い出し加減で、ストーリー自体は最後まで思い出すことなく楽しく読めた。
毎回どう解決するんだろう?と思うんだけれど、ホントにまぁ物語の筆者さんたちはよく考え着くというか、それをやりたいがために作り上げた無茶な舞台というか。でもやはり、この「映画撮影」があるからこそのジンジャーだったんだろうなぁ、きっと??
★デルフィニア戦記(王女グリンダ)⇒スカーレット・ウィザード⇒暁の天使たち⇒クラッシュ・ブレイズ⇒天使たちの課外活動⇒トゥルークの海賊⇒海賊と女王の航宙記
★桐原家~、もものき~ -
完全無敵の要塞の中でダニエルを養育し、クーア財閥としての権力を行使する誘拐犯であるクーア財閥の重役たち。
息子を救出するためにケリーとジャスミンがとった行動は、映画会社を動かし、政府経由で連邦宇宙軍を動かし、海賊たちをも動員したものだった。
そうしなければならないほどの焦燥感に襲われていたことはわかる。
そうできるだけの権力も人脈も持っていることは知っている。
でも、目的が正しければ手段は違法でも非人道的でも許されるの?
『デルフィニア戦記』も、最後は違法な手段で敵を殲滅したけれど、今回もそうなんだもんなあ。
つまり、作者は広げた風呂敷を違法にたたむことでしか話を終わらせることができないということなの?
途中までは勢いがあって、スケールが大きくて好きなんだけど、顛末がねえ…。
なんて思って読んでいたら、最後のどんでん返し。
これは…最終巻って言えるの?
最終巻なのに続きが気になるところで終わるって、うまいなあ。 -
201803 子供救出 冷凍冬眠
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いやー良い話だった。
あとがきを先に読んでしまい、ハーレクイン・ロマンスとは?と不思議に思ったのですが、最後まで読んで納得。巨大などんでん返しを食らいました。
いやー良い話だった。 -
20160717 読了
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わかりやすいSF。子供時代に戻った気分で、一度に2~5巻まで読んでしまいました。
またジャスミンが復活する予感がするのと、ジャスミンが4歳の時に母を亡くして、父に育てられたのを思うと、おや?これは、また、ループになっているのかなあと思わせる展開。ジャスミンの父も海賊だった。そして、今の財閥を担うのも、、、元海賊、、、
ふう。
楽しめました。