ねじまき少女 上 (ハヤカワ文庫SF)

  • 早川書房
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感想 : 139
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150118099

感想・レビュー・書評

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  • 賞を総なめしたと噂の、SF小説だが、ダメかも。読み続けるの結構しんどいぞ。

  • 世界観は楽しめます。

  • 近未来のバンコクを舞台にした物語ですが、現在私たちが映像などで知っているバンコクとあまり違わないように思えます。違うのは、市場にありとあらゆる遺伝子組み換え植物が並んでいたり、象を組み替えた動物がいたり、日本で作られたアンドロイドが出てくるところでしょうか。遺伝子組み換え植物は新たな病気をもたらし、人間には対抗策がありません。しかしアンドロイドなどつくられた生き物たちは、そうした病気と無縁です。必要から生まれたアンドロイドのエミコは、日本では大切に扱われていたものの、ここバンコクでは敬意を払われず、蔑まれています。主人(持ち主)に服従することを教育されているため、不満があっても逆らうことはありません。このあたり、日本の女性が置かれた社会的環境を示唆しているようです。バンコクには不穏な空気が満ちており、その中で登場人物たちは思い思いに行動します。エミコは課せられた拘束を解き、自由になりたいと思っていますが、上巻ではまだ答えは出ていません。

  • SFというジャンルを教えてもらいながら、読み進めている。
    それでいて、飽きさせない謎というアクセントが面白い。

  • (((o(*゚▽゚*)o)))
    化石燃料が枯渇し、カロリー(遺伝子操作で創られた動物たちの運動力)がエネルギー主体となった世界。
    遺伝子バンクと穀物の覇権を争い、しのぎを削る社会。
    新人類として創られながら、その能力の高さ故に恐れられ、科学者たちに生殖能力を奪われ様々な制約を与えられた奴隷「ねじまき」。
    世界観、ストーリー構成ともに秀逸!

  • とにかく世界観についていくのが大変だった。
    遺伝子操作の果てに蔓延した疫病と害虫によって多くの国は崩壊しており、舞台となるタイ王国は、エネルギーを支配しようとする”カロリー企業”に抵抗し続けている。
    そこには西洋人・中国人・タイ人、そしてねじまき娘といった多種多様な人間がいて、それぞれの視点から、過酷な現実を描き出している。
    人々は耐病穀物で飢えを満たし、遺伝子操作したゾウを使役しながら、改良型ゼンマイを動力に生産する。
    カルマ(因果)やピー(精霊)といったタイならではの信仰が加わり、独特の雰囲気があった。

  • 最初世界観が分かるまで時間がかかりました。状況がよくわからない状態で読み進めていましたが、何故かページを繰る手が止まらない。新人類のエミコがあまりに悲惨すぎて、なのに純粋すぎて目が離せません。このあとどうなっちゃうの?!と気になる所で終わったので、下巻を楽しみにしたいと思います。

  • 50年後くらいのタイの万国を舞台にしたブレードランナー的な世界。テーマは遺伝子バンク。

  • これはおもしろい!下巻がたのしみだ。

  • 途中で挫折。
    アジアを出しときゃオリエンタリズムで受けるだろう的なノリを感じてしまって。イヤになった。
    ニューロマンサーの時は新しい言葉があり(電脳空間!!)鮮烈だったからチバシティが新鮮だったんだ。それとは違う。

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