- Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150309046
感想・レビュー・書評
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大変おもしろかった。SFではあるがラノベとしても読めるように思った。サイエンスよりもヒューマンドラマが根底にあるからかな。
途中までの伏線の動かし方もよく、読んでいて爽快感がある。ただラストだけはいまいち。ちょっとさすがにご都合主義すぎじゃないですかねー。これまで頑張って戦ってきたの何だったのってなっちゃったし、SF的にも簡単に矛盾を思いつけるからなー。でも面白い。くやしい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大好きな一冊です。再読、何度目だろう?
強い人が見せる弱さや、その弱さに対する救いの存在が好きなのかもしれません。 -
ゲーム化希望!
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「一人のすべての可能性と、人類という種の可能性は、一体どちらが大切なのかー。」
文中の引用ですが、深く考えさせられるフレーズです。
人類を根絶させるために跳梁跋扈する増殖型戦闘機械群、ETにより二十六世紀の地球は壊滅。さらにETは人類の抹殺をより効果的に行うため、過去の世界でも殺戮を行う。残された人類は人型人工知性体を産み出し、ETを阻止するため時間遡行作戦を展開する。知性体の一人オーヴィルは、過去の様々な世界で幾度となく戦う。時にその時代の人類を救えないままさらに過去へ旅立ったり、時に勝利するがそこで歴史と時間技が変わり未来に存在しなくなる人間たちが出てきたりなど、苦悩を重ねる。
歴史が変わることで消滅を避けられない、オーヴィルのいた二十六世紀世界。足かけ十万年にも渡る戦いの中、彼の脳裏には絶えずひとりの女性の姿があった。 -
タイムパラドックスに挑んだ大作。
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【読了メモ】(141103 16:30) 小川一水『時砂の王』/ハヤカワ文庫/2007 Oct 25th/正パパからお借りしました。/切ない…。あとカッティがイマイチ立ち位置不明で、まさに魔女。