- Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150309527
感想・レビュー・書評
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巡礼団全滅という惨事は、ヨナにとって信仰を揺るがすほどの大きな出来事だった。しかしヨナは、任務を続行することにし、スカールら騎馬の民に守られながらヤガを目指す。実はスカールも、戦うミロク教徒の出現に危機感を抱いてヤガ潜入を画策しており、それに際してヨナの力を借りる代わりに彼の護衛を申し出たのだった。一方、イシュトヴァーンは、カメロンの苦悩などおかまいなしに、勝手にパロへと出立してしまった。
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揺れまくりの女心…
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帯にハヤカワからの追悼の言葉が入った。
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話が進まないのはいつものことですが(笑)割とこの巻楽しく読んだ。ひっさしぶりにイシュトの魅力も描かれて良かったんでねーのー?
あっさりよろめくリンダちゃんとか。しかしこう、本当にグインて出てくる人たちみんな結構ダメダメで、そんな人たちがお話を紡いでいくとこが魅力だよなあ、と。
そしてもれなくあとがきの死に装束についての言及に涙する・・・。
言っても詮無いことだけど、もうちょっとムダをはぶいて前に進んでてくれたら、とか。ああ、でも栗本さんのお話だからなあ・・・。とどのつまりが栗本節が好きなので仕方がない(涙) -
2009/6/12購入
2009/6/21読了 -
やはり、後書きを読んで恐れていた事態になってしまった。合掌。
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これを出版して、作者が亡くなるとは思っていなかった。実際は原稿はまだいくつか先まで書かれているそうだが、何と言っても焼け石に水というか、むしろ最後ワケわかんなくなってしまったという感はある。イシュトバーンが来てリンダがよろめいて、という展開に、いい加減にせいやそゆのしてる場合じゃないだろと読んだ直後は思ったのでしたが、今となってはどっちにしても手遅れだったなあとしか言えない。ここ数年の空費(と言おう)があまりにももったいなかった。
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イシュトヴァーンが単独で(といっても千人の部隊を引き連れて)パロに乗り込んで、リンダに求婚。リンダも少しは未練も残っており、例によってああだこうだのグダグダで、まるまる1巻費やして、さすがにやけぼっくいに火のつくところまではなかったけれども、本題(?)のフロリーとその息子探しの顛末は次巻にまで引っ張ってくれました。
あとがきに、著者の死に装束について書いてありましたが、とうとう本当にお亡くなりました。合掌。
購入したのは1ヶ月ほども前でしたが、追悼ということで、急遽引っ張り出しました。あと、2,3冊は書き溜めたものも発刊されるんでしょうけど。そこまではお付き合いするとして、ようやく区切りはつけられそうです。
(2009/6/1) -
哀・・・あと2冊くらいかしら・・・
56歳の若さで亡くなられた栗本さま
有り余る才能・・・ロケットエンジンのような
馬力に人体が耐えられなかったのですね(哀)
さて、ナツカシのラヴロマンスにリンダもどきどき
女の子してます♪
イシュトの本能のまま、本質を突く才能!
こんな憎い男が魅力的です
あとがきの黒衣の話にまた涙するkitanoです -
ひゃくにじゅうろく