天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)

著者 :
  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150309688

感想・レビュー・書評

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  • 臨時総督の圧政により、植民星メニー・メニー・シープに生きるものたちがじわじわと苦しめられつつある中、さまざまな立場の者たちがそれぞれの想いを抱えて動き始める――長いシリーズの1巻の、しかも<上>ということで、伏線と思しきものが入りまくり、まだまだ謎だらけだが、意外とすんなり読み進めることができた。登場人物もなかなか魅力的だが、今の段階では何だか、誰も彼も迷える子羊に見えてならない。

  • 夜中の四時に読み始めた。一気に読み終え、7時を過ぎていた。凄い。小説あまり読まないから、上手く表現できないけど、この読了感はなんなんだろう。

  • 下巻も含めて。
    人物がなかなか魅力的。超人的ではない人たちが特に。
    たしかに、チョッおい!だなあ。この背景を回収するのが続刊となるんだろうけど、この先もちゃんと見せてくれないとみんな不憫だ。

  • 表紙の絵に惹かれて買った小説。SF…?西暦2803年、植民星メニー・メニー・シープが舞台。酸素呼吸の代わりに電気代謝を行う人々がいたり、アンドロイドがいたり、とにかく多種族にわたり登場人物も多い。けど、会話のテンポが良くて読みやすい。マンガみたいに読めるかも。「えっ…?」という衝撃のぶつ切りラストに驚くが、壮大な長編の第一巻ということで気長に。

  •  全10巻という長編の最初の1巻。ここからどのように話が展開していくか楽しみで仕方ないです。
     話の舞台として「何らかのトラブルを抱えて宇宙へ出る術を失ったどこかの惑星植民地」というシチュエーションは『復活の地』っぽい感じ。ただ今回はその地名に21世紀との連続性を感じさせるところが大きな違いでしょうか。今回はその中で総督の圧政に苦しむ住民(といっても様々な種族がいる訳ですが)が反乱に向けて動き出す、という感じ。
     今のところIII巻まで読みましたが、そこまでずっと使われる概念が(詳しい説明は無しに)登場します。とはいえこの巻(下巻含め)では「そういう事だったのか!」的なスッキリ感はなく、モヤモヤっとしたまま続きが読みたくなってしまいます。
     続きは下巻で。

  • 全10巻の開幕編であり、登場人物紹介が多く、これからどう筋が運ぶのか、まだわからない。謎また謎の展開が続く。次巻に期待。

  • 感想は下巻にて

  • とても好きなお話でした。めまぐるしく主人公が変わるような目線の語りは好きなのでぼくにはハマったかな。 クレヴとアンドロイドの少年の恋に似た感情に不覚にもときめいた。

  • とても周囲で評価が高かったので、期待して読みました。
    前半だけで、その設定に引き込まれた!
    海賊のアクリラや、医師のカドム、謎のイサリと、
    魅力的な登場人物がたくさん出てきます。
    そして、領主による電力制限と、飛び交う不穏な噂。
    波乱の幕開けで、ひとまず下巻へつづく。。。

  • 4月25日読了。

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著者プロフィール

’75年岐阜県生まれ。’96年、河出智紀名義『まずは一報ポプラパレスより』でデビュー。’04年『第六大陸』で、’14年『コロロギ岳から木星トロヤへ』で星雲賞日本長編部門、’06年「漂った男」で、’11年「アリスマ王の愛した魔物」で星雲賞日本短編部門、’20年『天冥の標』で日本SF大賞を受賞。最新作は『ツインスター・サイクロン・ランナウェイ2』。

「2022年 『ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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