天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)

著者 :
  • 早川書房
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感想 : 132
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  • Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150309688

感想・レビュー・書評

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  • ※継続して読んでます。冊数が多いので棚には1の上のみ登録。

    必読のSF。巻ごとにパンデミックだったりスペースオペラだったり雰囲気が異なって楽しめるうえ、冥王斑とその裏にある全宇宙の命運を分けるほどのある者どもとの戦いが軸になりつつ人の営みや存在の多様性をこれでもかと語る。
    著者の言う通り“全部盛り”のSF小説。

  •  全10冊ということで、骨太SFであることを期待。最初の最初なので、謎が謎を呼んでいるというか、まだ登場人物たちも読者であるこちら側も碌に分からないまま展開していくので、頭の中で整理するのが難しい。しかし、今後を左右する序章的内容なので、ここは気合を入れて読み進めた。
     舞台は26世紀初頭に着き、そこから270年後の植民星メニー・メニー・シープが舞台のSFである。しかし文明レベルは現代よりも少し低く、宇宙時代の名残を感じさせるものとして、ロボットの存在や、アンチ・オックスなどのみがある(ただし今のところ)。
     セアキ・カドムの閃き具合、アクリラの美しさ、羊が多い星、人とパイオニアとアンドロイドと羊とメイスンとフェロシアンなど、見所、考えどころはてんこもりである。
     特に気になる点としては、植民地外の世界、星外の世界、ダダーの存在だろうか。今後の展開に期待である。

  • (リリース:佳奈子さん)

  • 09/2015 読了。 

    図書館から。

  • 下巻への引きが・・・。

  • 今年取り組む長編は、このシリーズを追ってみようと思い立って。SFに若干の苦手意識はありますが、比較的想像し易い世界観でした。《咀嚼者》や《石工》などの姿は想像力を働かせるしかありませんが、イラストがあったら助かります。特に美形は(笑)。ハリウッド並みの映像があったら迫力かも。虐げられる石工を見ると、クレヴたちの反乱があったらいいのにと思ってしまいます。

  • 会社の人のおすすめ。
    SF。
    あまり読まないジャンル。
    まだ完結していないらしい。
    わかるようなわからないような、おもしろいようなそうでもないような…
    もう少し読み進めてみよう。

  • まだ最初だから、全貌は推測しきれないがかなり大きな物語のようだ
    技術進歩した未来だが、隔絶された植民地故に文化レベルが低いという何とも魅力的な設定
    過去の技術や資産、知るものと知らないものが見え隠れして、ゼノギアス的な膨らみを予感させる

  • 思ったよりも読みやすかった。全体的に軽い感じで,ライトSFとでも言うような作品でした。下巻が楽しみです。

  • 喫茶店で読みました

    喫茶店で読むのにちょうどいい

    私に至福の時間を提供してくれる作品群

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著者プロフィール

’75年岐阜県生まれ。’96年、河出智紀名義『まずは一報ポプラパレスより』でデビュー。’04年『第六大陸』で、’14年『コロロギ岳から木星トロヤへ』で星雲賞日本長編部門、’06年「漂った男」で、’11年「アリスマ王の愛した魔物」で星雲賞日本短編部門、’20年『天冥の標』で日本SF大賞を受賞。最新作は『ツインスター・サイクロン・ランナウェイ2』。

「2022年 『ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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