血と霧 2 無名の英雄 (ハヤカワ文庫JA) (ハヤカワ文庫 JA タ 14-2)

著者 :
制作 : 多崎礼 
  • 早川書房
3.98
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本棚登録 : 309
感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150312374

感想・レビュー・書評

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  • ロイスの過去が少々食傷気味でした。グローリアの性格が受け入れられなかった。

    ルークの成長と覚悟に切ない気持ちになりました。
    続きはあるのでしょうか。

  • 血の力が社会を支配する世界のお話。
    血の三属性という世界観も女王をめぐるストーリーも面白かったのですが、やはり子供が悲惨な死に方をする話には抵抗がありました。

  • で、2巻。ネタバレますよーーーーー。


    まず表紙のルークのビジュアルで「可愛けりゃ許される」フィルターかけてやってもいいかと思っちゃいますが、最終的にね、本当に犠牲になるとは…そりゃ見直しますよ。
    定番ポジションとして、ティルダとヴィンスとか、ものすごくいろいろありそうなギィとかが、本当に脇役のまま終わったのが残念だけど、前後編だとこのくらいか。かと言って続編続編で続けられても萎えるので、あと1〜2冊くらいだったら蛇足にはならなそうだけどなぁと。

    ちなみに「吸血鬼✕スチームパンク」って帯に書いてあるけど、吸血鬼かどうかは微妙な気がするけれど、ファンタジー色強めのスチームパンクは、ありそうでそんなに読んだことなかったので、新鮮でした。

  • 1、2巻というより前後編とか上下巻と言ったほうが正しいような。

    多数あった伏線を回収しつつ、ラストまとめたのはうまかった。やたら登場人物が不幸だらけなのは最近の流行りっぽいけど、それが一応本筋に影響するので、まあよいか。

    血の内容ですべてが決まる世の中、という設定よりも、『殻』という世界設定が面白いなぁと思った。あまり活かされてなかったけれど。

    ラストがやたらヒロイズム満載でちょっとだけ鼻白んだので☆3つに下げました。

  • 完結編の2巻もとても面白かったです。ロイスやルークの過去が壮絶で切ない。そしてロイスが捜し求めていたミリアム…そんな!となりました。残酷な真実。ルークの決断と結果も、そんな!となりましたが。でもラスト辺りのロイスとアドリアの会話に一縷の望みを託して、続きもあったらいいなと思いました。血に支配された、この世界観がとても好きでした。

  • あーーんまりなどうしようもない最後だね…
    ( ̄▽ ̄)

  • ゴシックパンク吸血鬼疑似親子モノ…で好みの要素たくさんでそこそこ楽しい。作中で「人間」と言われてる方は、銀と日光に弱く、血による他者支配ができる、などの特徴から吸血鬼、そして敵対する「純血種」の方が人間なんだと思われるが、敵役の純血種や女王に魅力やストーリー性が乏しいのが残念。生まれつき血のバリューが高い=俺強い、となる世界観のため、あまり主人公に共感できないのも△。
    また主人公は中年と思われるのだが、作中から年齢不詳な感じが漂う。吸血鬼故に長寿、だからなのではないかと思うけどここも説明がほしかった。吸血鬼と人間の寿命の差って鉄板ネタなので。

  • ファンタジーとはいえ都合よく不自然なことにならないところがよくて、だからこそ心に残った。

  • 短い命を精一杯生きようとする姿が潔かった。

  • シーズン1の2作目。というより上下巻といったほうが良かったのでは?
    1作目より各自のキャラクターが深掘りされ生き生きとしている。ギイの昔話はなかったが、このキャラは謎としておきたい。
    前作と比べて切ないストーリー。伏線は全て回収されオチも綺麗についた。出生の秘密などはなかなかに意外性があり面白かった。

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著者プロフィール

2006年、『煌夜祭』で第2回C・NOVELS大賞を受賞しデビュー。著書に「〈本の姫〉は謳う」、「血と霧」シリーズなど。

「2023年 『レーエンデ国物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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