予想どおりに不合理 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 増補版
- 早川書房 (2010年10月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (440ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152091666
感想・レビュー・書評
-
読了。時間のありがたい働きの一つは過去を忘れさせてくれるだけでなく、自分自身を美化できるような形に歪めて記憶させてくれる事だ。様々な場面で生じる合理的でない人間の行動を実験と検証で説明する。この作者は熱狂的な実験マニアだと思う。面白いので繰り返し読みたい。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
通読
-
2010年読了。
-
自分の行動の不合理の理由を垣間見た気がする。
-
翻訳で読んだ。スラスラ読めるのが良いのかどうだか。
-
人が行動するのは必ずしも合理的ではないというのを事例を挙げて説明している。
無料が人を動かす力の大きさはすごい。
社会規範と市場規範という言葉を知ったのは大きかった。お金で支払われるサービスと見返りを求めないサービス。それによって、提供されるサービスの質も異なる。これを活用するのは良いが、混同してしまうと大変。 -
○行動経済に関する研究について、実験を用いてわかりやすく説明。
○著者の実体験や生活を交えつつの説明により理解が進む。
○ちょっとした皮肉や笑いが織り交ぜられ、引き込まれる。 -
図書館:2013/07/14
-
人は持てば持つほどいっそう欲しくなる。唯一の解決策は、相対性の連鎖を断つことだ。
わたしたちは最初の価格に自分をアンカリングしてしまう
二セントと一セントのちがいは小さいが、一セントとゼロのちがいは莫大だ。
わたしたちはふたつの異なる世界ーーー社会規範が優勢な世界と、市場規範が規則をつくる世界ーーーに同時に生きている。
教育制度を改善させるためには、社会的な目標、科学技術的な目標、医学的な目標とのつながりをもっとはっきりわかるようにすべき。