イン・ザ・プール

著者 :
  • 文藝春秋
3.71
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本棚登録 : 5234
感想 : 1117
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163209005

感想・レビュー・書評

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  • タイトルの一遍や勃起が止まらない男性の話は、ちょっと特別で面白かった。後半は、まあありがちな現代人が抱える現代病の典型がいくつか登場するって、感じで、テーマとしては汎用かな。語り口がスムーズで読みやすい。面白かった。

  • 短編集だったので、サクッと読めた。
    伊良部のキャラは最後までよく分からなかったけど、こういう人が近くにいると悩んでる人もなんだか拍子抜けして症状が良くなるのかなと思った。私の中で、何故か伊良部がとろサーモンの久保田で再生されていた。
    17/3/29

  • 面白すぎる!精神科医・伊良部のキャラがぶっ飛んでいて読んでいて元気になります!伊良部医師のファンになりました。続編があったらいいなぁと思ったら、シリーズもののようで嬉しいです!

  • 伊良部みたいに、何にも気にせず生きていけたらどんなに楽だろう。
    (本当にああ、なりたいとは思わないけど…)

  • なんか、このストーリー知ってる。と、思ったら、映画で見ていた…。
    なので、読むのをやめようしたけど、映画も面白かったし、短編集だったので読み進めることにしたら、知らない話もあって読み進めてよかった。そして、改めて面白かった。

  • 【中山英俊先生】
    この作品は、精神科医・伊良部一郎が厄介な心の病で悩める患者たちの抱える問題を、破天荒な対応でいつの間にか解決してしまう物語です。伊良部一郎は、太っていてマザコンで注射フェチ、好きなことをやりたい放題、大人げない振る舞いばかりで無神経なダメ人間っぽいですが、何故か憎めない男でとても破天荒なキャラクターです。現代のストレス社会で生きる人たちにとっては、ちょっと羨ましくなるくらい自分に正直な生き方です。悩んでいるのがバカらしくなるようなドタバタ劇をコミカルに描いた作品で、5作品が一話完結で書かれているのでとても読みやすいと思います。精神科医・伊良部シリーズの第二作「空中ブランコ」では直木賞を受賞し、第三作「町長選挙」も出ています。

  • リリース:(千明さん)

  • 面白かった!短編で読みやすい!
    伊予部のキャラが立ってて面白かった。

  • 2016_02_04-0014

  • 短編集だったとは知らず。それぞれ面白くすぐに読めてしまいました。出版されたのは10年以上前ですが、現代の精神病というか社会の闇みたいな部分に迫っているなぁという印象。少し路線は違うけど、闇金ウシジマ君に出てくる人たち、というかサラ金に溺れる人たちにも通ずるところがあるなぁなんて読んでいて思いました。
    何にせよ自分以外に拠り所作るからいけないんだろうな。

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著者プロフィール

おくだ・ひでお
1959年岐阜県生まれ。プランナー、コピーライターなどを経て1997年『ウランバーナの森』でデビュー。2002年『邪魔』で大藪春彦賞受賞。2004年『空中ブランコ』で直木賞、2007年『家日和』で柴田錬三郎賞、2009年『オリンピックの身代金』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『最悪』、『イン・ザ・プール』、『マドンナ』、『ガール』、『サウスバウンド』、『無理』、『噂の女』、『我が家のヒミツ』、『ナオミとカナコ』、『向田理髪店』など。映像化作品も多数あり、コミカルな短篇から社会派長編までさまざまな作風で人気を博している。近著に『罪の轍』。

「2021年 『邪魔(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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