どこにでもある場所とどこにもいない私

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 49
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  • Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163217703

感想・レビュー・書評

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  • 二〇〇三年 早春 アラスカにて。
    書かれた三ページほどのあとがきがよかった!!

  • 8つの短編集。出だしの「コンビニ」は少しゴチャっとして読みにくさもあったが、徐々に慣れた。心の内側を自分でこじあけて覗き込んだような表現が多いように感じた。

  • 古い読書録より、再録

    結婚式場、空港などにたたずむ、
    ごくごく普通の人々が思うこと、考えること、心の動きが物静かな筆致で描かれる。オムニバス形式の短編集。

  • 一人称でかたられる
    どこにでもありそうな場所にいる
    その人が思っていることを
    たんたんと表現しています

    そう、都会で大勢のひとたちが
    わんわんといるところで
    ひとりひとりはいろいろかんがえているんだよな
    というようなことを思いました

  • 初めて、村上氏のものを読みました。
    短編集なので読みやすかったが、
    よくわかりませんでした。

  • 友人が村上龍先生のファンみたいなので、どんなものかと思い読んでみました。

    で、これが入門に適してるのかはよく分かりませんでしたが、短編で読みやすかったです。

  • まさにタイトルの通り。
    複数の短編から構成されます。
    どれも、当たり前の情景ですが、それだけ自然に受け取れるのは、著者の力量なのだろうか。

  • 読み進めていくうちに、まさにタイトル通りのお話たちだなと思いました。

    どこにでもありそうな場所の数々。
    でもそこにいるはずなのに、その世界にに入り込めない。
    表面を漂っているような感覚。
    なんだかもどかしさを感じました。

    ありふれた情景などを淡々と描くのは深みが出にくいと思いますが、どれも楽しめました。

  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:913.6||M
    資料ID:50300437

  • 村上龍の作品、これが最初でした。

    もっと硬派なイメージだったけど

    凄い読みやすかった。

    場所ごとに人物設定も環境も変わるんだけど

    本当に伝えたいことはどこか繋がってるような感じがして。

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著者プロフィール

一九五二年、長崎県佐世保市生まれ。 武蔵野美術大学中退。大学在学中の七六年に「限りなく透明に近いブルー」で群像新人文学賞、芥川賞を受賞。八一年に『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、九八年に『イン ザ・ミソスープ』で読売文学賞、二〇〇〇年に『共生虫』で谷崎潤一郎賞、〇五年に『半島を出よ』で野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞。経済トーク番組「カンブリア宮殿」(テレビ東京)のインタビュアーもつとめる。

「2020年 『すべての男は消耗品である。 最終巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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