ベルカ、吠えないのか?

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163239101

感想・レビュー・書評

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  • タイトル勝ち。
    途中で何回も挫折しそうになったけど、やめなかったところに何かあるのかもしれないなぁ、とは思っている。
    大きな意思というか、一本の感情のうねりが魅力なのかもしれない。

    ちなみに、犬の勃起とかについての話が延々と出てくるところで獣姦について調べたらちょっと、、、という感じになった笑

  • [21][110923]<k町

  •  文章に特徴がある。wikiには村上春樹に傾倒とあるが似ていない。勢いで読ませる文体なのだ。好きな人にはたまらない。古川日出男は、わたしの要チェックリストに登録された。不思議の世界観あり。

  • 歴史の説明が多いし
    文章は読みにくい。
    でも力強い。
    自分の知識不足に気づく。

  • 犬たちの物語。リズム感と勢いのある独特の文体。

  • 何かの賞をとったんでしたっけ…?
    それで借りたのかな
    始めて著書の本を読みました
    何か文体が、好みでないなあと思いながら、何となく読んで何となく終わった。
    犬も大変だったんだなあという感想ぐらいしかない…

    シュメールと子犬の出会いにぐっときました

  • 大戦からの世界史と、それに翻弄される犬の壮大なストーリー。ほとんどノンフィクションの様な、読みごたえのある内容だった。

  • ★犬の大河ドラマ★犬が世代をまたいで主人公として入れ替わり、人間の世の戦争を冷たくみつめる。主人公の設定も、暴力と戦争の50年の歴史の広がりも、これまで読んだことのない作品だ。圧迫される硬質な力に、逆に吸い込まれる。3人称の文体で、犬への呼びかけはどの時代にも「お前」。時空を超えて犬を見つめるもう一人の主人公が本の裏側にいる。懸命に戦い抜いてきた雄犬が突如、雌犬に寝首を掻かれる。突如としてやってくる死を繰り返して歴史が進んでいく。

  • 古川ファンなのに、この作品ぬけてた。
    戦争の世紀、犬の従順さ。そして男らしさと犬らしさ。その血統。
    第2次大戦で、冷戦で、マフィアで、テロで、ベトナムで、イスラムで。4匹の血統は失われない。

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著者プロフィール

1966年生まれ。著作に『13』『沈黙』『アビシニアン』『アラビアの夜の種族』『中国行きのスロウ・ボートRMX』『サウンドトラック』『ボディ・アンド・ソウル』『gift』『ベルカ、吠えないのか?』『LOVE』『ロックンロール七部作』『ルート350』『僕たちは歩かない』『サマーバケーションEP』『ハル、ハル、ハル』『ゴッドスター』『聖家族』『MUSIC』『4444』『ノン+フィクション』『TYOゴシック』。対談集に『フルカワヒデオスピークス!』。CD作品にフルカワヒデオプラス『MUSIC:無謀の季節』the coffee group『ワンコインからワンドリップ』がある。

「2011年 『小説家の饒舌 12のトーク・セッション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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