- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163239101
感想・レビュー・書評
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犬目線での独特な語り口調がとても新鮮。
ただ、歴史、地理の苦手な私には辛かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
犬の運命人に翻弄され過ぎ。
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今までに読んだことのない文体。
「犬よ、おまえたちはどこにいる」
すごく印象に残るフレーズ。
物語的にはいまいちよくわからなかったけど、その独特の文体が妙に頭に残る本だった。 -
2016/01/25 読了
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なんか読書する気がない時期だったから、すごく時間をかけてだらだら読んだけど、たぶんそういうタイプのほんじゃない。でも、めちゃくちゃよむきなかったのに、だらだらでも読めたのは、それなりに面白かったからだと思うけど、本当に退屈だった。でも、読書において、退屈という言葉はけなし言葉ではなく、そもそも一面退屈なものであるがゆえに、それでも読ませるのですごいのです。
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うぉん
戦争のこともっと分かってれば
もっとおもしろい
でもどきどきした
犬がしんでうまれる
人間はもういらないや -
古川さんの本を読むと、犬が飼いたくなる。戦争に翻弄された軍用犬たちの血筋の広がりと、戦争の世紀である20世紀の戦況や国際情勢が交互に語られ、方々で繋がる。
宣戦布告されたわれわれが生きる21世紀はどうなるんでしょうかね。 -
前から気になっていた本を図書館で発見したので読んでみた。確かに今までにはないタイプの小説ではあると思うけど、最後まで入りこめなかった…。イヌから見る戦争の歴史が書かれているんだけど、うーん…理解し難い世界観だ。途中から斜め読みで読了。2012/052
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最初はすごくかっこいい小説だなーと衝撃を受けた。イヌの血脈を軸にしながら近代史を描く、という試み。そして、問いかけるような文体。倒置法。これはきっとものすごい傑作に違いないと思いながら前半を読んだ。
ところがどうだ。後半に入っても同じような描写が延々と続き、前半のハードボイルドはだんだんと緊張感を失ってしまう。もしかしたらそれは単に僕の気分の問題だったかもしれない。一気に読み通せなかったがゆえの緊張感の欠落だったのかも。まあ、つまり、飽きたのだ。っていうか、長すぎると思うよ。