にょっ記

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (141ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163247403

感想・レビュー・書評

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  • 急性愛読者状態。

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    ・クリスマスの奴もここまでは追ってこられまい。104

    ・それはひとによると思う、と答えそうになって、危うく言葉を呑む。 この答え方はよくない。 そんな風に答えると、ああなって、こうなって、まずい展開になる。108
    →あるある。

  • 緩んでる。

    ってな事で、穂村弘の『にょっ記』

    緩んどる。

    リリーフランキー師よりも緩んどる。

    シュールより緩んどる。

    垣間見るエロじゃなく、エッチが緩んどる。

    緩み過ぎとる。

    けしからん。

    じゃが、ピースが溢れ出とる。

    平和じゃないピース、いや、ぴーす。

    人生こう在りたい。

    ホムホム、いや、ほむほむ。

    冬の縁側で暖かいほうじ茶飲みたい感覚。

    内容なんかどうでもええんよ。

    何も入って来ない。

    ほむほむ、只これだけ。

    2021年7冊目

  • 脱力。思わず笑ってしまう。言葉のチョイスと、その視点と。面白い。絵がかわいい。

  • ”にょっ記”って日記をもじっていたのですね、あからさまなのに気付いていませんでした。

    面白過ぎる。
    そのばかばかしさや、何の話!?的なところ、ふくらむ妄想は岸本佐知子氏のエッセイにも似ているが、こちらにはプラスでときに下品さと下ネタがw

    でも、あまりにもばかばかしくて、突き抜けているためカラッとしている。
    ”うこん”の話の3連投なんかは声を上げて笑ってしまった。
    家で良かった。
    庭でせみの鳴く日に読んでいたから、”せみの思い出”とかも笑ったな。

    この日付どおりの間隔で不思議事象に出会っていたり、考えていたりするのだとすると、なんとも和やかで笑いある日常なのでしょう。
    それも捉え方と膨らませ方の感性なのかな。

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • ほのぼの笑える本が読みたかった。
    同じこと思ってましたという話(誰か言う人いないかと思っていたこと)、妄想話、あやしい話とか、くくって笑えました。短い日記形式でさらっと読めた。
    四十過ぎてスタジャンなんか着ているのは、ほむらさんか変態だけですよ、と云われショックを受けたほむらさん。五十代の今も着ていらっしゃるのでしょうか。
    11月27日 休憩のためカフェに入る。入るタイミングが遅すぎると、休んでも足の疲れがあまり回復しない。早すぎると二回休憩をとることになる。思いついた時にカフェはない。休憩は難しい。同感です(しかし男性がそこまで考えるんですか)
    子供の頃、クワガタ捕りに夢中になった話。
    私は一匹しか捕ったことがない(数えきれないほど出かけても一匹)。子供には徒労とか無駄とか虚しいとかみじめとかいう感覚はないのだろうか。前方に膨大な未来の時間があるからか。何かをやろうとして結果がでないと、すぐに失望したり絶望したりする今の私は、「クワガタ捕り」に懐かしさ以上の眩しさを感じる。(わかります)
    借りるとき一番上にはしない、無意識に。

  • 穂村弘って日経新聞土曜の歌壇で選者やってはる人やんなぁ…程度で手に取ってみた本。

    日記形態をしているが、歌を詠むためのネタ帳的なものなのかなぁ。雑然たる思いをツラツラとそのまま文章にした感じ。練っていけば歌に成るけど、まだまだ原石というか。

    時折垣間見える視点の独特さはさすがだが、インスタを読んでるような気分。

  • 穂村弘さんの日記風エッセイです。
    個人的には、8月2日のお話が特に印象的でした。

  • 2006-03-00

  • 1巻に遡っても天使の謎が分からないではないか。おっさんの日記で癒される日々。

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著者プロフィール

穂村 弘(ほむら・ひろし):1962年北海道生まれ。歌人。1990年に歌集『シンジケート』でデビュー。短歌にとどまることなく、エッセイや評論、絵本、翻訳など広く活躍中。著書に『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』、『ラインマーカーズ』、『世界音痴』『もうおうちへかえりましょう』『絶叫委員会』『にょっ記』『野良猫を尊敬した日』『短歌のガチャポン』など多数。2008年、短歌評論集『短歌の友人』で伊藤整文学賞、2017年、エッセイ集『鳥肌が』で講談社エッセイ賞、2018年、歌集『水中翼船炎上中』で若山牧水賞を受賞。

「2023年 『彗星交叉点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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