- Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163249506
感想・レビュー・書評
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漱石の『坊っちゃん』の脇役うらなり視点のもの。おもしろかった。
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確かに面白い本でした。「坊ちゃん」を別の側面から書き、尚成功した「坊ちゃん」は一切出てこない、行方も知らないというのが、面白かった。マドンナの大阪のオバサンぶりもちょっと可愛そうだが、結構好きかも。手が荒れているというのが、凄いなあ。
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漱石の代表作「坊っちゃん」の登場人物、うらなり。マドンナに思いを残しながら、新任地へと赴いた彼のその後は-。明治、大正、昭和を生きたひとりの知識人の肖像を、卓抜な着想と滋味あふれる文章で描き出した一冊
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夏目漱石の坊ちゃんのその後を描いた作品という触れ込みだったが、今ひとつ。
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2007年2月15日(木)、読了。
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漱石の「坊ちゃん」をうらなりを主人公にして書いた小説。もう一度「坊ちゃん」が読みたくなる。
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「坊っちゃん」に出てくるうらなり先生が語り手となって物語の裏側を語るという趣向。なんだか微妙な読後感。あらすじをたどっただけじゃん、といっちゃえばそれで終わりかなという気もする。
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私は雑誌で掲載された頃に読みましたが、面白いです。坊っちゃんをまた第三者の目から見ると、どうみてもはた迷惑な愛すべきB型ヒーローなのです。
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うらなり君のその後。マドンナとの再会は哀しすぎる。文芸誌掲載時イッキに読んだ。でも何かが足りない。片手間、余技の感じが強すぎるんです。