- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163270302
感想・レビュー・書評
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2031年あたりを舞台にしているので、かなり近い近未来小説ということになるのかな。手だれの著者ですから、すんなり読めて面白い。でも今じゃなくて2031年である意味がイマイチよくわからない。著者はそれを読み取れと言っているのだけれど。著者の構想はもう少し大きいところにあるようなので、続編を待ちたいところ。
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2031年近未来の日本
登録制になった探偵業。女探偵サラの連作短編集。
日本に自殺は何故ふえたのか?
ルシファーは本当に存在するのか??
2031年ってこんな感じかなぁと、想像しながら読むのも面白い
是非続編を! -
題名どおり23年後、登録制となっている探偵業にいそしむサラの話。
物語は、人を自殺へと導く科学物質をばらまいている何者かがいるとう噂を裏付ける事件に関わるようになった彼女が、その陰謀/悪意?に立ち向かっていく様が描かれる。かの組織の名は「ルシファー」。彼/彼女らの目的は何か?世界をどうしようとしているの?。かつては同業だった風祭にさりげなく支えられながらの闘いは始まったばかり。著者が書くだろうとあとがきでふれていた続編が楽しみ。
23年後の日本、制度や環境に生活、健康状態、身の回りの道具・ものなど近未来小説としても楽しめるかな。初稿が1999年だから30年後なんだね実際は。 -
老人問題、人口減少、整形、自殺、ドラッグ…"現代の闇"が凝縮された世界、それが2031年東京。私立探偵サラのもとに舞い込む様々な依頼。周囲の誰もがいなかったものとして口を閉ざす姉の捜索。関わる人間が必ず自殺する美しき死の天使。食欲喪失により死に至るドラッグ…。調査の過程で、サラにも魔の手が。彼女の奥底に眠る9.11の記憶を呼び起こした才賀医師は悪魔なのか…。
今からちょっと未来の話なので、結構リアルですね。最初は関係ない話が、どんどん確信に迫っていきます。グラウンド・ゼロとか、「9.11」の話とかは本当のことですから、リアルなのは当たり前ですが。きっと続くんだろうなぁ -
<table style="width:75%;border:0;" border="0"><tr><td style="border:none;" valign="top" align="center"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163270302/yorimichikan-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51joVBqjfDL._SL160_.jpg" alt="神の狩人 2031探偵物語" border="0"></a></td><td style="padding:0 0.4em;border:0;" valign="top"><a href="http://blog.fc2.com/goods/4163270302/yorimichikan-22" target="_blank">神の狩人 2031探偵物語</a><br />(2008/06/25)<br />柴田 よしき<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163270302/yorimichikan-22/ref=nosim/" target="_blank">商品詳細を見る</a></td></tr></table>
<blockquote><p><strong>2031年、人々を自殺へと誘う謎の集団がうごめく東京
神の悪意に抗うダーク・ヒロイン、
女探偵サラ誕生──
老人問題、人口減少、整形、自殺、ドラッグ……
現代の闇が凝縮された世界、それが2031年東京。
私立探偵サラのもとに舞い込んだ依頼。何年も前に生き別れたある女性の姉の捜索。
だが、親戚や周囲の誰もがいなかったものとして口を閉ざす。果して本当に姉は
存在したのか? 調査の過程で、元探偵の老人と知り合うことに。
関わる人間が必ず自殺する美しき死の天使。食欲喪失で死に至るセックス・ドラッグ
……。事件はすべて一つの組織につながっていく。そして、サラにも魔の手が。
彼女の奥底に眠る9.11の記憶を呼び起こした才賀医師は何者なのか?!
絶望の正体は神の裁きなんかじゃない……生きろ </strong></p></blockquote>
舞台は2031年。想像できないほど遠くはなく、2008年の現在よりもよくなっているという希望も持てない近未来である。
そんな時代に、サラが私立探偵をやっているのは偶然なのか、それともはるか過去から定められた必然なのだろうか。本作は、サラが抗いがたい流れに巻き込まれ、何者かと戦うことを余儀なくされるまでの序章のような位置づけのように思われる。
二十世紀を生きた元探偵・風祭と、サラとの交流も興味深い。
あとがきに
<blockquote><p>物語が現実に追いつかれてしまうかもしれない。それでも、物語が現実に呑み込まれてしまうことがないように、必死で逃げようと思います。「</p></blockquote>
とあるが、著者と現実との戦いも興味深い。 -
近未来の2031年。
私立探偵サラのもとに舞い込んだ様々な依頼。
2時間弱で読み終える薄さなんだけど
まだまだ先は長そうで分厚い上下巻で一気に読みたい。
村上緑子シリーズと似た感じ。
【図書館・初読・10/14読了】 -
読了。☆2.5点。
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かいつまんでしまえば近未来私立探偵ものってとこか?この人が実にたくさんの引出を持ってるって事は認めますけど、もう少し路線を絞った方が作品のクオリティも上がるんじゃないかな?器用貧乏が裏目に出たように思います。
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老人問題、人口減少、整形、自殺、ドラッグ…“現代の闇”が凝縮された世界、それが2031年東京。私立探偵サラのもとに舞い込む様々な依頼。周囲の誰もがいなかったものとして口を閉ざす姉の捜索。関わる人間が必ず自殺する美しき死の天使。食欲喪失により死に至るドラッグ…。調査の過程で、サラにも魔の手が。彼女の奥底に眠る9.11の記憶を呼び起こした才賀医師は悪魔なのか…。
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2008/09/12-2008/09/14