- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163283302
感想・レビュー・書評
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短編ミステリー。
北海道が舞台で、渋いおじさん刑事が淡々と事件の謎を解きます。
最大のミステリーは主人公の過去。
最後はすっきりできます!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
13年前に札幌で起きた娼婦殺害事件と、同じ手口で風俗嬢が殺された。心の痛手を癒すため休職中の仙道だが、犯人の故郷である北海道の旧炭鉱町へ向かう。
犯人と捜査員、二人の傷ついた心が響きあう、そのとき……。
大142回直木賞受賞作 感激、感動の連作小説。
紹介文より -
休職中の刑事が事件解決のヒントを探す、推理小説っぽい話。
事件の中身に踏み込まず、真相は匂わせるだけというのが面白い手法だなと思いました。
でも短編だとあっさりしすぎるし、この作家の長編に挑戦したいです。 -
短編集。テレビの刑事ドラマが何本か、そんな印象。予想外な展開や、感動する山場もなく、淡々と物語が並んでる。
ただ表現が旨いのでついつい読み進めてしまった、そんな感じ。直木賞か。。。ほかならぬ人 といい、私にとってはなんか残念な賞。 -
長編の方が、好きなので「どうかな?」と、思って読みはじめました。
短編なのに、情景や登場人物の心情まで、かなり深く描かれていて、先ず「凄い!」と、思いました。
休職中の刑事が、解決していく訳ですが、とても良い人間性で、果たして実在の警察関係者に期待するのは、無理な話しなんでしょうね! -
そこそこ面白かったです。
連作短篇集。6作品あります。
北海道警察シリーズといっていいのかな?
基本、暗い話が多いです・・・
でもなぜか引き込まれます・・・
ある意味話がパターン化してて安心して読めるからかな? -
この作品も、主人公は道警。主人公の仙道はPTSDのため休職中。六篇のそれぞれの舞台は、ニセコ、日高、オホーツクの町など、北海道の各地。それぞれ独立したエピソードだが、仙道の心の闇が次第に明らかにされる連作。佐々木譲の警察小説のエッセンスが詰まった作品。
直木賞受賞も納得できる。 -
刑事物の連作短編集。
短編集と知らずに読み始めたが、内容が結構渋くてかつ1つ1つが結構あっさりしていた。
特に話の盛り上がりはなく、渋い刑事ドラマを見ているような感じで話が進んでいく。
2つ目読んだあたりで読むのを辞めようかと思っけど、主人公のPTSDの原因が気になったので最後まで読んだ。
お薦めするほどじゃないかな、ということで★3つ。 -
刑事の仙道はある事件がきっかけで心的外傷を負う。その病気のため休職せざるをえない状況になった。療養中の期間ではあるが、仙道を頼って事件の調査の依頼が舞い込む。刑事として事件にかかわることはできないが、依頼者のために事件の真相を探る。