老人賭博

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 528
感想 : 102
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163287508

感想・レビュー・書評

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  • 松尾スズキの小説は初だったが、笑った。
    老人を賭博に使うという設定がおもしろくその中で話が続いていく。キャラも立っておりおもしろかった。

  • 賭けて、賭けて、
    勝ったり負けたりトトカルチョ。

    くだらない事でも、それを真剣にやり続けたら、真実に、答えに辿り着けるかもしれない。

  • 人間くさくて深いとこもあった。
    不謹慎だと思いつつ、つい笑ってしまうとこ多数。

    この先の高齢化社会では年金問題だのなんだの苦しそうなので、こんな感じで楽しむのもいいかなと。
    この賭博も一種の海ちゃん的な心ない善なのかなと思います。

  • 悪くはないのだが、ちょっと賭博のタイトルからもっとエゲツナイ世界を期待していただけに、このスケールの小ささが何か不満。まぁ、その小ささがまた小賢しい世界を良く出していて、いいのだけど。
    あと、マッサージでそんなに筋力つくかなぁ。

  • 松尾スズキの本はいつ読んでも笑える。
    本作も、芥川賞候補にのぼったが、どう読んでも直木賞向けにしか思えないが・・・・。
    芥川賞と直木賞の選考理由について考えてもしょうがない。
    この作品、映画撮影中に、暇つぶしに賭博をする話。次にドアから入ってくるのは男か女かや、俳優が間違えずに台詞を言えるか否か。
    など、など。
    ダメな大人たちがダメな日常をおもしろおかしく生きる変な小説。
    やっぱどう考えても直木賞だと思う・・・。
    かなり笑えるのでオススメです!

  • 登場人物のキャスティングと場面展開の緩急のつけ方は、さすが「脚本家」という感じ。純文学作品としての読み応えも十分。

  • 一気読みしました!
    映画の撮影で、老俳優が台詞をとちるかどうかをみんなで賭けるお話。
    劇団主宰や映画監督もしてる松尾スズキにしか書けない内容で、面白く読めました。
    舞台も北九州のシャッター街、白崎という、似た名前で聞き覚えのある街でにやりとさせられました。

  • モーニングで連載している漫画は見たり見なかったりだったのだけど、なんとなくいらつく展開なので原作を読むことにした。

    分かったことは、(1)漫画は原作ほとんどそのままであること、(2)実はもうほとんど終わりに近付いていること、である。

    ただ、どちらかというと漫画よりも小説の方が面白い。原作にある哀愁的なところが、漫画では出てきていないように感じる。予想よりも面白かった。

  • 芥川賞候補作だったので手にとってみましたが、おもしろい。
    演出家とか脚本家って笑いに貪欲でおもしろい。
    いやになるくらい賭け事が出て来るなか、本物の師弟関係が見れるおもしろい本

  • 初めての松尾スズキ、北九州弁がうまいなぁ~と
    思いながら読んでいたら、なんと福岡出身だった。
    知らなかったなぁ~。
    頑張る老人をちょっとバカにしたようで残念。

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著者プロフィール

作家・演出家・俳優

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

松尾スズキの作品

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