花の鎖

著者 :
  • 文藝春秋
3.55
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本棚登録 : 3997
感想 : 627
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163299709

感想・レビュー・書評

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  • もっかい読みたいけど
    読みたくない

    しばらく経ってからもう一回読みたい

  • 3人の主人公梨花、紗月、美雪、がそれぞれに物語を展開し、その関係性を描く作品。

    大分混乱したので、紙にまとめながら読了。途中でもしかしたら、と色々想像を張り巡らし、当たっていたりズレていたりを繰り返して、結論にたどり着いた。

    かなり頭を使ったが、すごく楽しく読めた。

  • 2018(H30)10.2〜10.7
    「イヤミス」ではなかった。
    以下ネタバレっぽい。


    謎の「K」は誰なのか?を考えさせながら、三世代の女性の生き様を追っていく展開。
    それがどうつながるのか。
    果たして「K」とは何者なのか。
    という思いを抱えつつ読み進めていくと、かすかな手がかりが散らばっている。
    それをきっかけに行きつ戻りつ読んでいくと、少しずつ見えてくる物語の構造。
    そして3つは〝同時進行の物語ではない〟ことに気づかされ、この物語の大きさを知る。

    おばあちゃん、手術が成功しますように
    と祈ってやまない。

  • 3世代に渡って、1つの確執から生まれた呪いに苦しめられた人たち。彼らにとってのそれぞれのKもまた苦しんでいたのかもしれない。

    冨や名声などでは人は幸せになんてなれないし、それがあるからこそ人をダメにしてしまうのかなとも思う。

  • バラバラに描かれる女性たちの物語が
    だんだんつながっていって
    三世代の物語になっていく

    きんつば食べたくなるな〜
    あと山登りをしてみたくなる
    湊かなえ作品で前にもそう思ったけど
    結局登ったことない(笑)

  • 4.5 さすが湊かなえ。期待を裏切りません。3つの物語の関係が見事に収斂されていきます。圧巻!

  • 4分の3くらいまで、どうやってつながるのかよくわからなかったけど、まさか三世代がつながるとは思わなかった。
    すごく面白かった!

  • 最後にすべてつながった

  • 『梅花堂』以外のつながりが分からない3つの単独のお話だと思っていたが、それらが見方(時間軸)を変える事で一気に繋がっていったのが面白かった。「昔梅花堂で大将がおしゃれな和菓子を志した時期があった」と言うくだりで気がついた。

    最終的に登場人物が多くなって、ちょっと混乱しながら読んだ。

  • 具体的な人名や年代を書かぬまま頻繁に場面と視点を入れ替えて進んでゆく、叙述トリックを使ったミステリー。母子三代に渡る因縁を描いた物語。
    最初は一体彼女たちに何が起きたのか?とどきどきしながら読み進めていったけれど、わりかり早い段階で「こういう頻繁に場面と視点を入れ替えて具体的な固有名詞や年代を書いてこない作品って叙述トリックが多いよね」、「これって実は母と娘とかで年代が違うってことか?」と気が付いてしまった。そしてその予想を裏切られることなくそのまま終わってしまったため、少しばかり残念だった。

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著者プロフィール

1973年広島県生まれ。2007年『聖職者』で「小説推理新人賞」を受賞。翌年、同作を収録した『告白』でデビューする。2012年『望郷、海の星』(『望郷』に収録)で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞する。主な著書は、『ユートピア』『贖罪』『Nのために』『母性』『落日』『カケラ』等。23年、デビュー15周年書き下ろし作『人間標本』を発表する。

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