- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163749204
感想・レビュー・書評
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全部そうまとめられちゃうと面白くないよ^^;
まあイカサマ氏が多いからそういう意味での謎解きはマストだけど。
本当はわからない、目に見えないことのほうが多くて、
研究すればするほど謙虚になるべきだろう。
所詮マジシャンあがり…
だから最後の実践パートが一番読みがいがあったよね☆詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この本のいいところは、幽霊が見える、ポルターガイストが起こせるなどの実際に自分たちで実施できる方法が写真入りで書かれていることである。また金縛りから逃れる方法として手指を動かして目覚めるなどの方法もある。ゼミなどでやってみると面白いし、心理学の入門書として最適のものである。
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無意識の領域が大きいことは何となく知っていたけれど、超常現象のほとんど全部が、この無意識に関わっていたとは。不思議なことを不思議なまま楽しみたい人は読まない方がいい。あまり信じていない人は、とことん追求した実験と理論に満足できるだろう。超常現象のトリックもそうだが、脳の莫大な働きについても、もっと深く知りたくなる内容。
余談。はからずしも、同じ博士の著書(『その科学が成功を決める』)を以前読んでいたことに読後気付いた。著者を意識して手に取ったわけではなかったので、無意識に働いた自分のセンサー(この場合、好み?)にちょっと笑えた。 -
ヒトの脳は「自分が見たいもの」しか認識できず、意味のないものにも意味を見いだしてしまう。容易に暗示にかかり、「思う」だけで無意識のうちにカラダが反応してしまう。そうしたことがしっかり理解できるよう、簡単にできる実験も豊富に納められている。初めて読む話ばかりではないが、「超常現象」という入り口から脳と認知の不思議に分け入る筆致は、わかりやすいと思う。「スピリチュアリズム」誕生のきっかけになった姉妹の話が、「ラップ音は足踏みで出していた」というオチまで書いてあるのは面白かった。江原某のウェブページに、堂々とその姉妹の話が書いてある(もちろんオチは省略して)のは、なかなかほほえましい。 http://www.ehara-hiroyuki.com/guest/spiritualism/spiritualism.html
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小学生の頃、遠足で日光へ行った。藤村操が「曰く、不可解」との
遺書を残して身投げしたことから自殺の名所になった華厳の滝の
前で記念撮影をした。
写真が焼き上がって来た時、「霊が映っているっ!」とクラス中で
大騒ぎになった。しかし、私にはどこをどう見ても霊らしいものが
見えなかった。皆、本当に見えていたのだろうか。
今になって思うと、あれは集団ヒステリーの一種ではなかったか。
本書は幽霊の目撃や交霊術等の超常現象の正体や、占い師や
マインドコントロールのからくりを脳の機能から解き明かしている。
常々、占い師って胡散臭いと思っていたのだがやっぱりね…と
いう感じである。最近、話題になった女性お笑い芸人もこの本を
読んでいれば妙な騒動に巻き込まれることもなかったのになぁ。
脳科学と心理学で、超常現象と言われるものの大方の説明は
つくらしい。言われてみれば「なるほど~」と納得だ。
しかし、人間の記憶とか脳とかってかなり当てにならないもの
なんだなぁ。信じたいことを信じ、見たいものを見る。だから、
他人に見えないものでも見たことになっちゃうんだね。
紙上で出来る実験も出ていて、飽きずに読めるがオカルトや
脳科学に詳しい人には物足りないかも。
尚、少々おふざけの文章も混じっているので専門書だと思って
読むと不快になるかも。私はこういうの好きだけど。
ロンドン塔でも幽霊の出るホテルでも、何も見ることも感じることも
出来なかったが、本書を読んだら私でも超能力者になれるかも
しれぬ。笑。 -
占い、幽体離脱、念力、霊媒師、幽霊、マインドコントロール、予知能力など所謂超常現象を科学で解明する内容。人間の関連して考える力は、生存率をあげたり、物事を予測する能力を発揮させるが、一方思い込みによるゴーストを生みだす。法則、実験事例が沢山のっていて面白い。
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2012年4月9日読み始め 2012年4月16日読了
ラジオで紹介されてたので興味を持ちました。いわゆる超常現象、幽霊を見たり予知夢を見たり、そういうことを科学でわかりやすく解明するという趣旨の本です。読みやすいし面白いのですが、うーんちょっと薄い感じが。様々な現象を描いてるので、どうしても薄くなっちゃうんですかね。読み応えあったとは言いがたいです。
しかしさらっと読めると思うので万人向けとは思いますが、1冊の本としての読み応えはそれなりです。 -
不思議な現象、オカルトと呼ばれている物事を科学的に解明している。マジックの種明かしのよう。
第1章 占い師のバケの皮をはぐ
第2章 幽体離脱の真実
第3章 念力のトリック
第4章 霊媒師のからくり
第5章 幽霊の正体
第6章 マインドコントロール
第7章 予知能力の真偽
タイトルからわかるように不思議現象に対して辛辣で、脳科学や心理学の面から「何故騙されるのか」を具体的に書いているので分りやすい。
ただし、世界に不思議な事がひとつもないというのは、世界が色褪せてつまらなくなるかもしれない。
それすら乗り越えて現象として楽しむのはありな気がする。