2050年の世界 英『エコノミスト』誌は予測する

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (429ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163755007

感想・レビュー・書評

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  • 英国のエコノミストが40年後を予測した本。
    政治経済から宗教、科学まで、多方面にわたっています。

    各章の章末にまとめが書いてあるので、理解しやすく、構成もいい感じです。まあ、章末だけよめばいいじゃん、ということも言えますが・・・。

    ちなみに、日本については悲観的ですね。まあ、予測領域でもっともあたると言われている人口動態予測がお寒い限りですから。
    できればここだけ予測が外れてほしいなーと思ったり思わなかったり。。

  • タラタラ読みすぎてあんまり頭に入ってないけど、楽観的な予想の方が当たる、収穫低減は起こってない、ってのが未来にとってのポジティブな要素か。

  • 久しぶりに、読みたすぎて衝動買いした本。
    内容は専門的で少々眠くなる。
    もっと幅広い基礎的な知識でも自分にあれば楽しめたかな。
    これを読んでどう将来を予想するか、
    どんな行動をとるかと色々考えることが出てくる。
    もう一度読み返したい。
    全部読むのが大変であれば、各章のまとめだけ読むのもおすすめです!

  • 『エコノミスト』のエディターらが、詳細なデータに基づいて分析した未来予測。①「人間とその相互関係」②「環境、信仰、政府」③「経済とビジネス」④「知識と科学」を柱に、さまざまな角度から議論が展開される。それぞれポイントをまとめると以下のようになる。

    ①「人口の配当」はアフリカへ。都市において高齢化、肥満など慢性疾患が広がる一方、医療技術も進歩する。女性の機会は拡大する。常時接続・ソーシャルが空気のような存在になる。世界語としての英語の地位は揺るがぬ一方、翻訳技術が進歩し、外国語学習は陳腐化する。②宗教は弱体化、原理主義も衰退する。温暖化は進むが、どの程度になるかは不確定要素が多く未知数。警察としてのアメリカの力が弱まり、戦争のリスクは高まる。先進国の民主主義の弱まり、新興国の民主主義の進展。高齢化による国家財政負担増大と「改革」によるその改善。③中国の成長鈍化、アジア・アフリカを中心に新興国市場が台頭。アジアが世界GDPの半分を占めるが、日本の地位は弱体化。世界の貧富格差は是正され、先進国の国内格差が広がる。シュンペーターの「イノベーション」がますます重要になる。景気変動の波は避けられないが、長期好況の入口に向かうという見方もある。④次の科学の前線は生物学で、科学はよりリベラルな国でより発展する。宇宙ビジネスの可能性が広がる。情報量が指数関数的に増えていく。「距離」は死ぬが、「どこにいるか」はより重要になる。予言は悲観的なものの方がニュースバリューが大きい。

  • 非常に刺激的な、想像力の掻き立てられる作品でした。

  • 英「エコノミスト」誌の予測する2050年の世界。日本の高齢化は過去に例のないもの。中国の高齢化も2020年にはアメリカを超える。世界的に、肥満により糖尿病、心疾患が増え、高齢化により癌、アルツハイマーが増える。増加する社会保障費による財政悪化は恐るべきもの。お先真っ暗。民間医療保険とセーフティネットを組み合わせたオランダの例が参考になる。悪いことばかりではない。イノベーションのジレンマにあるような技術の低価格化も進む。

  • 途中やや飽きてきたけど、なんとか
    読了。
    圧倒的な質と量のファクト。目から鱗が落ちまくり。意外と明るい未来予測。
    逆に、いかに自分が未来の世界について悲観していたかという事に気づき、その事に驚いた。

  • 「予言」という結果が当たるかどうか、というのは正直問題ではないと思います(この本でも書かれている通り、今までの「予言」のほとんどが外れている、ということからしても。そして、将来は余りに不確定要素や外部性が影響を及ぼす、という点から考えても。)

    一方で、ここで論じられている「論点」は頭の中に常に入れておかなければならないと思いますし、こうした論点を自分の中でもどんどん増やしつつ、自分の考えを作っていかなければいけない、と思いました。

    そのような論点の「気付き」が(当然ながら)与えられている点は良かったかと思います。

  • 絶賛広告に惹かれて飛びついたけど…う〜ん、それ程には。当方の知的水準の問題なのでしょう。

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