本の声を聴け ブックディレクター幅允孝の仕事

著者 : 高瀬毅

• 文藝春秋 (2013年1月15日発売)

感想・レビュー・書評

[Pikaさんの感想 · 2013年2月17日]

ブックディレクターという仕事に、興味を持ちました。本を並べていくことで、人の想像力に働きかけ、行動に繋げていく。どうやら世界的にも珍しいようです(*^^*)

[Aaa**さんの感想 · 2013年2月5日]

日本で唯一のブックディレクターのお仕事をされている幅允孝さんのこと。
本棚を創る仕事。なんて素敵なんだろう。その店や場所、空間にあった本棚をデザインする、という。ほんと夢みたいな。
幅さんのこと知らなかったけれど、幅さんが創った本棚はたくさんみていたことを知る。そしてどの本棚も大好きで魅了されていた。ついつい手に取りたくなる、そんな空間をデザインする幅さんのことが分かる一冊です

[cronistaさんの感想 · 2013年1月27日]

　タカトシ風に突っ込みを入れてみたが、これが本が喜ぶかたちなのかどうか、どうも判断がつかない。

　病院や美容室、レストランなど、普段は本などあまりないような場所に、次々と本棚を設けて、そこに訪れる人々に本との出会いを提供しているブックディレクター幅允孝の活躍が紹介されている。


　佐藤江梨子主演で「すべては海になる」という書店員の恋愛がテーマのドラマがあった。その中で「愛が足りない人へ」（うる覚え）というテーマのもとに選書されたフェア棚があった。この棚を編集したのは幅允孝である。それぞれの本を見ていると、なぜこれが「愛」に関しての本なのかわからないのだが、全体でみると、なんだか「愛」がテーマのように見えてしまう。


　強烈なプッシュがない。どこか曖昧。でもなんとなくそうかな〜、という感じ。
　うまく言えないけど、棚を見ているこちらの想像が膨らんでくる微妙な、というか、絶妙なゆるさがある。


　幅さんはもともとＡＢＣで働いていた方で、本の選書にはＡＢＣで培った眼がある。幅さんがいろんな場所を本との出会いの場に変えていくのは良いことだと思う。


　ただ、彼に仕事を依頼する人たちの中には、店のインテリアとして本があるとおしゃれ、だとか、場を趣のある場所に変えてくれる、など本を建築素材のように考えている人はいないか、ということがちょっと気になる。


　今後もこの仕事が生きてくるかどうかは幅さんの力だけではなく、彼に本棚を作ってもらった依頼主たちの哲学も問われてくる。
　
　


　


　


　




　

[ユウさんの感想 · 2013年1月15日]

こちらもまだ購入してないが。
仕事が停滞気味なので、どっからでもヒントを得たい。

[永遠の5才！さんの感想 · 2013年1月13日]

009

[あ。さん · 2013/01/14]

ああ、これ、読みたいと思った！
貸してください！

著者プロフィール

1955年長崎県生まれ、ジャーナリスト・ノンフィクション作家。ニッポン放送勤務時の1982年に日本民間放送連盟賞最優秀賞他受賞。著書『ブラボー 隠されたビキニ水爆実験の真実』他。

「2023年 『ニッポンの正体』 で使われていた紹介文から引用しています。」