月下上海

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 783
感想 : 131
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163823508

感想・レビュー・書評

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  • とても面白いのだけど、この時代のこの内容を描くにはページ数が少なすぎる。もっとじっくり濃密に描いて欲しかった。勿体ないなぁ。

    読んでいる間、五味川純平の「戦争と人間」やその映画版、あるいは映画「砲艦サンパブロ」や「太陽の帝国」のシーンが頭に浮かんだ。

  • 予想していたお話とは違いましたが、楽しめました。

  • うーん、悲劇としては少し淡々としすぎな気が!

  • 瀟洒な洋服や着物の描写がとても良い。自分の魅力を熟知した素敵な女性を描いています。

  • 読みやすかった。強すぎる女性は最終的に全部受け入れちゃうのね。がっかり。

  • 構えて読んだからか、全体の作りは今ひとつ捻りに欠けるように思う。所々はっとさせられる描写もあるのだが…

  • 文体(文章)は堅かったかな。それだけを取り上げるなら、この前年受賞の『烏に単は似合わない』の方が優雅だし好みだ。
    確かによく練ってあって、重厚。んで男前。
    いまイチ、タイトルの「月下」がよく分からない。時代の雰囲気は出てると思うのだけど。
    でもやっぱり読めて良かった。多江子さんの前途に幸あれ。

  • 戦時下のおどろおどろしい雰囲気と
    主人公の華やかな容姿との対比が素晴らしい。
    物語のスピード感もよく、常に先が気になる。
    一気読み確実です。

  • NHKサラメシに、著者が出てて、興味が湧いたので、本作に挑戦。

    結果から言うなら、女性作家による女性向けの一冊なんかな?
    〜て感じだったかな?

    とにかく、主人公に同意同調が出来ない( ̄(工) ̄)
    そこにつきます!!!

    男性向きでは無いかも?でも・・おもろい素敵な一冊では有りました(=´∀`)人(´∀`=)♡

  • 松本清張賞(2013/20回)

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著者プロフィール

1958年、東京都江戸川区生まれ。早稲田大学文学部卒業。松竹シナリオ研究所で学び、脚本家を目指し、プロットライターとして活動。その後、丸の内新聞事業協同組合の社員食堂に勤務しながら、小説の執筆に取り組む。2007年、『邪剣始末』で作家デビュー。2013年、『月下上海』で第20回松本清張賞を受賞。その他の著書に「婚活食堂」「食堂のおばちゃん」「ゆうれい居酒屋」シリーズや、『風待心中』『ゆうれい居酒屋』『恋形見』『いつでも母と』、共著に『猿と猿回し』などがある。

「2023年 『婚活食堂9』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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