ミッドナイト・バス

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (445ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163900063

感想・レビュー・書評

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  • 【あらすじ】
    男が運転する深夜バスに乗車してきたのは、16年前に別れた妻だった。
    壊れた「家族」という時計は再び動き出すのか――
    家族の再出発を描く感動長篇。

    【感想】
    すごく切ない物語だった。でも、家族のあり方、絆、すれ違い、愛情…いろんな家族を知ることができた。胸があたたかくなったと思えば、なんでそんなことを!と、もどかしく思ったり…まるで自分が物語の中に入り込んで、その様子をこっそり眺めているような感じがした。何度も読み直したい。そう思わせてくれた一冊だった。

  • 一気に読んでしまった。
    人生はうまくいかないことだらけ。そんな中で、もがきながら苦しみながら、でも前に歩いてる。
    登場人物は「は?」と思う人だらけで、共感は出来ないです。でも、みんなひたむきなので引き込まれます。
    わたしも頑張ろう。

  • 新潟のある市に住む中年男性の恋と家族の話。
    夜中に一気読みしたけど、最後の方で寝落ちて再読。
    大した出来事は無いけど、ほんわか温かな気持ちになるストーリーだった。
    もう少し先の京都に会いに行った後の話も読みたかった。

  • 手を離せというのは、離さないよと言われたい気持ちが混じってる気がして。それが分かってきたら…もっと違う局面が開けてたんじゃないかと。

    伊吹さんの作品は必ず、読み返したい、記録しておきたい部分がある☆
    大きなドキドキ感はないけど、小さなドキドキ感がずっと続く作品でした。

  • いや~~~良かった
    ちょっとイライラするとこもありましたが・・・
    ホロホロしました

  • 人間ってと思う。

  • 伊吹有喜さんの小説だ、とワクワクして読んだけど確かに楽しめたんだけど、あまりどの登場人物にも共感できなかった。

  • うーーん。よかった。
    元妻の性格は嫌でイライラしたけど。
    ラストの方の「星は2種類ある」というくだりが心に沁みた。
    1年位前にアウェイ観戦で新潟に行ったので、地名とかわかるのも嬉しかった。

  • 読後、前向きな気持ちになれるストーリーでした。
    新潟が舞台になってるのは読み始めてから知りました。
    伊吹さんのお話は登場人物が優しくて、心が温かくなる。
    みんな、いろいろあるけど、前向きに。
    そんな気持ちになりました。

  • 読後感の良さは共通。感じのいい中年男性が主人公。
    著者の作品はいつも頭の中で視覚化しやすく、あっという間に読めてしまう。
    知る人ぞ知る往年のスター、江崎は高橋ジョージさんを想定していた。NHKドラマの「美女と男子」を観ていたせいだと思う・・・。

    別にびわの葉茶を調べていたら、この本にも登場していて、作り方が参考になった。

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著者プロフィール

1969年三重県生まれ。中央大学法学部卒。出版社勤務を経て、2008年「風待ちのひと」(「夏の終わりのトラヴィアータ」改題)でポプラ社小説大賞・特別賞を受賞してデビュー。第二作『四十九日のレシピ』が大きな話題となり、テレビドラマ・映画化。『ミッドナイト・バス』が第27回山本周五郎賞、第151回直木三十五賞候補になる。このほかの作品に『なでし子物語』『Bar追分』『今はちょっと、ついてないだけ』『カンパニー』など。あたたかな眼差しと、映像がありありと浮かぶような描写力で多くのファンを持つ。

「2020年 『文庫 彼方の友へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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