- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163901756
感想・レビュー・書評
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15.nov.9
「ちきりん」っていう謎の名前と自画像(?)が少し苦手だけど、すらすら〜って読ませる文章とか斜に構えない感じが好き。
儲けようとかそういうためにブログをやってるわけじゃないんだね。自分の記事に価値を感じて読み続ける人が増えることに無情の喜びを感じて、またその才能もあった人なんだろうな。
広告も少ないし、好きでやってるのはなんとなく伝わってきたけど。
何のためにやるのか、目指すところはどこなのか、自分が何をしたいのかとか、考えるきっかけが欲しいときにこの人の本を読むと良さそう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人気ブロガー、ちきりんさんがどのようにして自分のブログを育て上げたかを記した本。「コンテンツのオリジナリティがあった」「ブログがtwitterやFacebookなどのSNSで一気に拡散したから」とあったが、本人も書いてあるとおり「運」の要素も少なからずあったと思う。
そのため、どのように自分のブログ・メディアを立ち上げるか面においては限定的にしか参考にはならない。しかし、ブログが人気を博し、執筆依頼が来始めた箇所や炎上に対する対応は非常に戦略的であり面白かった。自分が何を大事にしているのかスタンスを明確にすることは、その後の対応の方針となりえることであり、それはブログ運営に限らないことだと思う。
個人的には、はてなブックマークとの訣別の箇所が興味深かった。 -
勉強になりました。
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自分の意見をのべるとはどういうことかについて考えるのに役立った
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著者のブログと、それに付随して「ちきりん」というキャラクターがいかにして大きくなったか、ということについて著した一冊。
前半では著者は日記で行っていた自分の思考のインプットとアウトプットのプロセスを明確化し、人に見てもらうという行動をブログでスタートさせ、最終的には書籍を出したりファンミーティング等が開かれる程の人気までになった経緯についての振り返りが記されています。
著者の置かれた環境はブログを始めるにあたって非常に運が良かったとか、タイミングが良かった、とそういう風に言いつつも自分の中でブログ運営に関する明確なルールを持っています。
その中でも大きく印象に残ったのがセルフブランディングや、ブログそのものもの価値を高めるためのルールです。
著者は自分のブログの知名度やちきりんというキャラクターが大きくなるにつれて生まれる著者自身とちきりんの乖離を防ぐために、あくまでブログが自分の情報発信のメインのツールであること、ブログを読んでもらうために著者はどう動くべきかを常に考えながら細かいルールを自分に対して設けていきます。
そのルールこそが、今日においても著者の掲げるおちゃらけ社会派ブロガーというポジションをゆるゆる続けられる一つの理由なんだろうという風な印象を私は受けました。
本の後半では、ブログのエントリーの中でも特に反響の大きかったものをピックアップし、著者のブロガーとしての半生を綴っています。
社会派と称するだけあって中々鋭いというか、ブッとんだ内容のエントリーが書かれていて、頭を使わずに読んでも面白いです。
現在では、TwitterやFacebookと言ったブログ以外にも様々なサービスやメディアが登場しています。
ブログの世界に今から参入して著者のような月間500万pvを稼ぐような影響力を与える所謂アルファブロガーになるのはかなり難しいと思います。(著者は自身が始めたタイミングが良く、選んだ結果がたまたま幸運だったとも本に著してますし)
しかしながら、今後もweb上では更に細分化された新サービスが続々と生まれその度に大物になるチャンスは必ず生まれてくるはずです。
そうした時に自分自身がそのサービスを使って何かしたいと願うのであれば、この本に書かれてるようなルールを自分に課して運営を行えば、良い成果に繋がるかも知れませんね。 -
ちきりんさんの考え方、歯に絹着せぬ言葉の選び方、あえてそうしている理由など、興味深い内容で一気に読破。
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面白かったけど、この人のゴールがよく見えない。タイトルは『「自分メディア」はこう作る!』だけど、それを作ることでどんなことが実現できるかということを私は知りたかったのかもしれない。
ただ「自分メディア」の影響力が大きい故の注意事項などはこの人が語ると説得力がある。そういう意味では全部貴重な実体験から発信された文章なので、内容は詰まっていると思う。 -
ブログの運営の参考にしたかったけど・・・思ってたのとはちょっと違いました。が、まぁまぁ面白い。
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前ほど刺激を受けなくなっている…なぜかな。わかるけども、具体的に何をしようこうしようという自分なりのアイディアが出てくるとか、自分のいまやっていることにすぐいかせる何がしかは得られなかった。本からというよりは、本を読んでそういうものを自分の中に作り出せるのが読書の良い点だと思うんですが、それがなかったので残念。違いは何だろうなと思いますが、なんていうのかな、今回の本はそういうものではなかったように思います。
ちきりんブログの採録のほうが面白かった。あれが原点だし、その変遷や背景が分かったことだけでも面白かったなと思いました!