- Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163906225
感想・レビュー・書評
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短編3作どの作品も良かった。
文章が洗練されていて読みやすくスマート(^^)
3作とも女性が大きな意味を持つ作品だった。
青山文平さん他の作品も読んでみたい。
なぜこの表紙なのか…謎です(*_*) -
青山文平さんの抑えた筆致の時代小説はすごい。
本書に収められた3編とも、私の感性にぴったし合うと言うことだろうか、抑えすぎて時代に合わないと敬遠する人も多そうな気もするが、筆者の今後にとても楽しみだ。 -
時代物が好きです。
軽快なテンポで面白かった -
短編・・・にしてはちょっとボリュームあるかな?中編には少なめかな・・くらい。一冊で三編の時代小説です。高田郁の立身出世話みたいなのがさっぱりとした感じの2編に表題作。
どれもすっきりと読みやすく、それでいていつの間にかのめり込んで読み切ってしまいました。ただただ明るいばかりの話でもないんですが、読み終わってみるとどことないさわやかな感じで・・・いいですね。おもしろかったです。 -
剣の武威が失われ、武士が困窮していく中、どう生きていくかをていねいにえがく。
「機織る武家」「沼尻新田」「遠縁の女」の3話。
「機織る武家」がよかった。
すがすがしいほどきっぱりとした、そのくせしりぬぐいはしない姑。
見た目とのギャップが大きく、まわりを失望させる夫。
居場所のない後添えが、少しずつ、自分の居場所を作っていく。
3人の奇妙なバランスの変化がうまく、機織りのおもしろさもある。
内容にあってない上に、手に取ったり、外出中に読んだりすることをためらう表紙デザインだけは、マイナス。 -
江戸時代が舞台だが、主人公の置かれた立場やしがらみなど現代社会に通じる部分が多く、共感出来る。
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ミステリーかと問われれば, ミステリーと答えるだろう。推理小説かと問われれば, 推理小説ではないと答えるだろう。推理を楽しむ一冊というよりも, 人間を楽しむ一冊ではなかろうか。
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持ち運ぶには、表紙がちょっと恥ずかしい。
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時代小説の中編集。
下級武士が困窮にあえぐ時代で、とにかく扶持を減らされる描写が多い。
それぞれミステリ的な驚きもあるが、読みどころは主人公の細やかな心理と時代背景。苦悩を経て前向きなラストになっているのもいい。
ベストは『沼尻新田』。誰もやりたがらない砂地の新田開発に挑んだ男の真意が泣ける。
(ฅωฅ`)(´ฅω•ฅ`)チラッ
(ฅωฅ`)(´ฅω•ฅ`)チラッ
何故かお色気たっぷりで恥ずかしい笑
何故かお色気たっぷりで恥ずかしい笑