家族の悪知恵 (身もフタもないけど役に立つ49のヒント)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 75
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166609697

感想・レビュー・書評

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  • 前作『生きる悪知恵』に続く、人には言いづらい悩み事相談シリーズ第二弾、今回のテーマは親子関係や夫婦関係など家族に関するもの。

    モノノフのダンナに困ってるとか、ゲイのカミングアウトとか、なんとも濃厚な相談が多いのだが、西原氏自身も親の再婚や父親の自殺そして前夫のアル中など、いろんな経験をしているだけに質問への回答には妙な説得力がある。

    一例をあげると、
    「ダンナは川に流しましょう」
    「いつも心に鬼平を」
    「ヘアピンでふともも刺して正気に返れ」
    「オバサン力を身につけろ」
    「とりあえず2丁目に行け」、などなど…

    巻末には漫画にもよく登場する、息子さんと娘さんとの対談が掲載されている。オープンな雰囲気で何でも言い合える良い親子関係だと思った、特に交際中の高須氏との関係については、

    娘「再婚しないならいい。」
    息子「いいとこ取りでね。」(笑)

  • 今回もバッサバッサと斬ってくれてます
    真面目な日本人はあらかじめ結論を決めてどうやってその結果に行き着くかで悩むのに西原理恵子氏はまったくこちらが想定していない結果を示してくれるのが小気味好いです
    正に目からウロコな感じ

  • 男の子をニートにしない,女の子を売春婦にしないための人生相談。子以外の家族は損切りが大切。

  • 西原氏の数多い著書の中で、このシリーズはけっこう好き系。お悩み相談→西原氏が斬り→結論と称して格言的な一言でシメる、というパターン。

    まだ途中だけど、今のところ結論のヒットは、「ヘアピンで太ももを刺して正気に返れ!」だな。結婚に限らず年齢不相応の乙女的な夢を見そうになったら、今後このことばを思い出すことにします。

  • 西原先生の力強さが、素晴らしい。

  • 悩み相談のQ&A集。家族だからって無理して仲良くしなくていいんです。家族にも断捨離が必要。不良債権化する前に、スパッと損切りしちゃいましょう。

    回答がブレないのがすごいね。さすがです。

  • 「生きる悪知恵」とともに平積みで展開中。気になります。

  • 文春新書、二匹目のドジョウ、か?
    と思いつつも、おもしろそうでつい手にとってしまう。
    読み始めれば一気読み。
    さまざまな家族をめぐる人生相談のお答えは自分と子どもが第一で、親や男にはきびしめだけれど、これくらいすぱっと割りきらないと前を向けないものね〜。
    一見過激に見えるけれど、最後のおやこ座談会を読むと、おこさんたちもいい具合に育っているようだし、こういう本はお守り代わりに本棚にしのばせておいて、いざというときに読めるようにしとくといいと思う。
    まさにタイトル通り。

  • 少々毒気が薄いか。でもなんか元気が出てきた。

  • 前作の「生きる悪知恵」の家族編ですが、家族の数だけ問題ありですねぇ。なんだか自分の家も色々ありますが結構問題少なく幸せではないかと思ってしまいますよ。
    しかし西原先生のご回答には圧巻されますなぁ。
    巻末の親子対談も面白い。お子さんたちも頭いいです。

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著者プロフィール

高知生まれ。漫画家。’88年『ちくろ幼稚園』で本格デビュー。’97年『ぼくんち』で文藝春秋漫画賞を受賞。’05年『上京ものがたり』『毎日かあさん』で手塚治虫文化賞短編賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

「2021年 『猫組長と西原理恵子のネコノミクス宣言 コロナ後の幸福論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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