発達障害 (文春新書 1123)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 88
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166611232

感想・レビュー・書評

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  • 読むのに結構時間がかかってしまった。

    今まで発達障害の本を何冊か読んできたけど、内容も分かりやすく、一言で発達障害と言ってもその中の種類や違いなどを詳しく説明されてるため非常に読みやすい。


    さらに症例をあげての誤解されやすい点であったり、発達障害と気付かれなかった為に起きてしまった事案など紹介してくださっている為、自分自身の理解周りからの理解どちらも大切なんだなと思いました。


    悩める方に読んでほしいです。
    そして誰かが救われますように。

  • 発達障害の診断は専門家なら誰でもできるというものではないようだ。
    適切な診断が必要なひとが多くいる。
    考える基礎として役立つ。

  • 自分が発達障害だと気づかないで生きづらさを感じている人は多いと思う。
    この本では、ADHDとASDを中心にその症状や対応策、事例をあげて説明してあるのでかなりわかりやすかった。
    発達障害と犯罪についても書かれている。発達障害が犯罪の直接の原因ではなく、生きづらさや周囲の対応、生活環境なども大きく関係していることがわかった。


  • 大気汚染、農薬、食品とは呼べない種々の食品添加物、様々な添加剤が入ったプラスチック製品など、化学物質に曝露されている現代人は発達障害の発症率が非常に高いのではと感じています。(この部分は著書の内容ではなく、あくまで個人的見解)
    これから先、発達障害を持つ人と関わりながら仕事においても、日々の生活においても繋がっていく事は避けられない。
    そんな現代において生きる我々には必須の知識となる。
    発達障害に対しての原因などには言及されていないが具体的にどう言ったと特性があるのかを知る事がてきる。

  • 具体的で分かりやすかった。

  • 精神科関連の本を読んでいると、他の診療科では、そうそうある訳ではない誤診が平気であるということと紹介されている。
    そして、同じ精神科領域でありながら、一般人が新書で得られる知識すら持ち合わせていない事も多い。
    にも関わらず、日本の精神医学界で、それを何とかしなければならないという風潮や反省がみられない。

  • 著者が発達障害、特にASD(自閉症スペクトラム)、ADHD に精通しており、誤診が多い特徴等を含め、発達障害についてわかりやすく説明されている。

    特に印象的であったのは、ASD とADHDの差だ。ASDは「対人関係の障害」「常同的な行動パターン」が特徴であり、対しADHDは「多動・衝動性」「不注意」が特徴であるが、ADHDは衝動性ゆえに、他者の気持ちを鑑みる前に思ったことを口にしてしまう等、一見対人関係の障害と類似した傾向が見られる場合がある。

    すなわち、ASDの場合はそもそも他者に興味がないため、対人関係を築かないが、ADHDの場合は、他者と関係を築きたくとも、目の前の刺激を優先してしまうがために、他者と良い関係を築くことが難しい場合がある、ということのようだ。

  • 「ああそうなのか」と思う部分もあり、「そうなのかなあ」と思う部分もあり。結局、人の行動を見て素人の私が判断するべきことはないし、どうこうできることもないということを痛感しました。

  • 最後の発達障害と犯罪については、読むのが苦痛だった。
    発達障害に対する理解がすこし深まった。

  • 重罪を犯した人の話が多いのがあまり…

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著者プロフィール

昭和大学医学部精神医学講座主任教授

「2023年 『これ一冊で大人の発達障害がわかる本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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