第三次世界大戦はもう始まっている (文春新書 1367)

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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166613670

感想・レビュー・書評

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  • 約1年半前に書かれた、ロシアウクライナ戦争を中心に世界の動向を考察した本です。
    そもそもこの戦争の経緯とは何なのか、ロシアがウクライナに侵攻した理由とは。
    ミアシャイマーの見解も時折交えており、現実的観点から俯瞰して世界の構造を理解できる本です。
    最近発売された、エマニュエル・トッドの「西側の敗北」も日本語翻訳本が発売されたら読みたいと思いました。

  • 面白かった。中国のニュースの合点が行った。

  • 筆者の指摘する情報の偏りはボンヤリと認識してニュースを見てきたが、その向こう側を考察している本書の指摘は非常に興味深い。
    その上で、ポストウクライナ戦争を考えた行動がこれから必要だ。特にアメリカの行方は、結局無視できないという事。大統領選挙だけでなく、アメリカによる経済や世界政治への影響を常にモニタリングして、欧州を考えていきたい。
    ロシア上空を飛べずに大きく迂回して長時間のフライトする機中で読了したのも、何かの縁だろう。

  • 中国のロシアバックアップ。アメリカがウクライナを利用し、欧州の弱体化を行います。
    世界の安定化が崩れています。

  • 本来避けられたウクライナ戦争の原因と責任はプーチンではなく米国とNATOにある。事実上、米露の軍事衝突が始まり「世界大戦化」した−。歴史家エマニュエル・トッドがウクライナ戦争と米露欧の状況を冷静に読み解く。【「TRC MARC」の商品解説】

    関西外大図書館OPACのURLはこちら↓
    https://opac1.kansaigaidai.ac.jp/iwjs0015opc/BB40288729

  • 西側からでない貴重な見方
    その昔、荻野先生が湾岸戦争時に物事は両面から見るべきと言っていたのを思い出す

  •  日本の大手マスコミのニュース番組などが報道するウクライナとロシアのことは,非常に一方的で偏っていることは常々感じていたし,例えばウクライナのネオナチのことなどはほぼ解説されていないと思っていた。本書の著者はフランス人なので,やはりアメリカとウクライナが流した情報しか手にすることができない立場ではある。が,ヨーロッパの中から,NATO加盟国の国民という立場から,人類学者であり歴史家である立場から解説されていることが大変興味深かった。

  • 衝撃的な題名だけど特に…。
    戦争なんだからだれの発表かと意識してニュースを見るのは当然と思う。
    そんなの言われなくてもわかっているよ。
    予言っていってもノストラダムスみたいに受け取りように幅がある。

  • これは題名と中身が結構一致していた。アメリカに対する見方、ロシアに対する見方、テレビや新聞だけの偏った見方から脱却したい方におすすめ。人間ってやっぱ戦争をする種だね。

  • 一方向で判断せずに、多面的に考えることが必要だと再認識できる一冊。

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著者プロフィール

1951年フランス生まれ。歴史人口学者。パリ政治学院修了、ケンブリッジ大学歴史学博士。現在はフランス国立人口統計学研究所(INED)所属。家族制度や識字率、出生率などにもとづき、現代政治や国際社会を独自の視点から分析する。おもな著書に、『帝国以後』『「ドイツ帝国」が世界を破滅させる』などがある。

「2020年 『エマニュエル・トッドの思考地図』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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