ウォッチャーズ 下 (文春文庫 ク 5-6)

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (388ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167136147

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  • 内容(「BOOK」データベースより)
    森で拾ったその犬には、なにか知性のようなものが、意志に似たものが感じられた。孤独な中年男のトラヴィスは犬に〈アインシュタイン〉と名を与え、半信半疑の対話を試みる。徐々にわかってくる信じがたい事実。それにしても、犬は何を警戒しているのだろう。繁みの陰に、暗闇の奥に、なにか恐るべき“もの”がひそんでいるのか。

    クーンツの作品はあまり難しい事考えて読むと目が覚めて駄作認定しがちですが、毎回ハッピーエンドで終わる事を受け入れて、水戸黄門でも見ているつもりで読むとあら不思議みんな名作に。この作品はアインシュタインの可愛らしさにやられる為に読む本です。犬好きならば絶対胸キュンです。ロボットインザガーデンでロボット君にキュンキュンした人ならその3倍は胸キュンのはずです。

  • 久々の再読。何か色々な意味で古臭くなってる。アメリカの敵=ソヴィエトという発想が古い。強く世慣れた男と世間知らずの美しい女という組み合わせもしかり。
    だけどそんな欠点などどうでも良いほど、知性を持った犬アインシュタインへの深い愛情にあふれている。人の知性に加え犬らしい献身的な愛情を備えたアインシュタインは、出会った人皆を虜にする。異形のモンスターとして作られたアウトサイダーの哀しみも描かれていて、最後は大満足だった。

  • みーんな、良い人。

    最近は、疑り深い人生なのでこんなに純粋な人々に触れると心が洗われます。

  • 20歳の頃、入院先の看護婦さんに薦められた本。
    当時は気が付かなかったけど、これ要するに“犬猿の仲”なのか(´・ω・`;)

  • 犬好きにはたまらないだろうな。レトリバーの賢さと無邪気さ優しさがよく出てる。天才犬アインシュタインが言った「(離れたら)ぼくもさびしくて死んでしまう」に泣きそうになった。一匹の犬によって、孤独を救われ生きる意味を見出す男と精神的な檻から抜け出し見る見る人生が花開いて行く女性とが結びついて行く様子がほのぼのと楽しい。この2人と1匹を中心にボンドばりの活躍を見せる老弁護士や獣医などやがてはファミリーとも言えるような絆が広がって行くのが嬉しい。この他に捜査官と保安官の友情など、おぞましさと緊張のなかに暖かさがあり、さらに特筆すべきはアウトサイダーと呼ばれる怪物への哀れみと悲しみが強く心に残る点などまさにクーンツの面目躍如といった作品である。2013.10

  • ウォッチャーズとは、主人公夫妻と犬を狙う人々のことだった。

    アメリカのエンタメらしいどんでん返しは、今見ると20世紀の香りがする。

    たぶん作者は犬好きなんだろう。

  • 面白かった。けど、何か物足りなさが残った。
    物語を追いながらもっとSF的で派手な展開を期待していたからかも。

  • ほのぼのした犬と飼い主との交流に見せかけてモンスターパニック、に見せかけて、最後はよくわからない謎の感動の物語(?)

  • 下巻からは急展開で物語は進み、あれよあれよと終焉へ。ハッピーエンドかどうかは人による結末。個人的には、ハッピーともバッドとも思える。それにしても、最後の最後は少し物足りなかった。

  • 2011年12月14日読了。

    下巻はほぼ一気読み。
    アインシュタインがどうなるのかとか、すっごい気になって。

    でも、読み終わってみるとアウトサイダーの哀れさのみが心に残った。
    彼(?)の部分の話ももうちょっとあってもよかったかな。

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