闇の眼 (光文社文庫)

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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (438ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334760441

感想・レビュー・書評

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  • ディーン・R・クーンツ『闇の眼』光文社文庫。

    1981年刊行のモダンホラー作品の緊急復刊。光文社文庫の海外翻訳作品が復刊されるなど非常に珍しい。

    身の回りで起きる不可解な現象に、1年前にバスの転落事故で死んだはずのダニーが生きていると確信した母親のティナは……

    何故、今になって緊急復刊かと言えば、ダニーが生存し、母親のティナに自分が生きているというサインを送ることになった原因と関係する。最終盤の謎解き場面に登場する『武漢四百』という細菌兵器が現在世界的なパンデミックを引き起こしている新型コロナウイルスを連想させると言うのだ。

    ただそれだけのことで、ストーリー的には全くつまらない作品であった。

    本体価格980円
    ★★★

  • 娯楽小説としては、間違いなく楽しめる本です。

  • クーンツ作品は良く読んでいたのですが、この作品はまだでした。武漢からのコロナウイルス発生を予言?と噂になってたので読んでみました。
    まぁまぁ面白かったですが、武漢でのウイルス開発については軽く話の流れの中で触れるくらいで、コロナに絡めると言うよりやはり偶然でしょうね。
    他のクーンツ作品と比べると、ちょっとあっさりした印象でした。

  • 面白いけどそれ以上でも以下でもない

  • 「武漢から恐怖のウイルスが!?」という帯に惹かれたのと、

    今まで読んだクーンツの本が面白かったので、読んでみました。



    ひとり息子のダニーがバスの転落事故で死んでから1年、

    母であるティナの回りで、不可解な現象が起こり始める。

    子供部屋が荒らされたり、”シンデハイナイ”などの落書きがされたり・・・

    そして、これは、息子からのメッセージではないかと思い始めるティナ、

    あのときの死体は、本当に息子のダニーだったのだろうか?

    彼女は、墓を掘り返して確認しようとするのだが、

    それを阻止しようとする組織が現れて。。。




    この本は、1981年に刊行され、

    1990年に日本語版が翻訳刊行されたそうです。

    なのに、「武漢近郊の実験室から細菌兵器が。。。」と言う内容の文面が。。。

    まさに、預言書!?ということになるのかな?



    とにかく、面白くて、一気読みです。

    やっぱり、クーンツの本は面白い!

  • うーん、そういう話だったのか!最初の物語の入りとラストでだいぶ印象が違う作品。
    そしてラスト。まさかそういう終わり方で物語を閉じるとはなー。

    コロナ禍を予測してたんじゃないか、と評判だった部分も確かに偶然とは思えないほど奇妙な符号の一致。まさかこんな事が現実に起こるなんて。

    もう少し、エピローグまで書いてほしかったなーという印象。

  • ホラーだが、一気に読んだ。

  • 図書館の本 読了

    内容(「BOOK」データベースより)
    雪のシエラ山中でバス転落。搭乗のボーイスカウト全員死亡…ラスベカスの舞台プロデューサー、ティナが一人息子のダニーを亡くしたのは1年前。が、ティナはまだその死を信じられずにいた。それて、傷心の彼女の身辺に次々と不可解な出来事が…子供部屋が荒らされ、黒板には“シンデハイナイ”のなぐり書き、コンピュータの画面には“ココカラダシテ”の文字…。―ベストセラー作家クーンツが放つモダンホラー。

    ディーン・クーンツとディーン・R・クーンツは同じひと?って思って調べたらこの作者さんはたくさんペンネームがあるのね。
    ここで武漢が出てくると思わなかった!これが書かれたのって1981年だから40年後に新種のウィルスが漏れ出て今に至ると思うとこんな時代から禍の種はまかれていたのかと思うとぞっとする。
    SFとしては中途半端感があるけれども、母親と息子に通じるテレパシーというのはあることもあるかも、って思っちゃう。
    ディーン・クーンツはおもしろいので、過去作品もよめたらいいな。

    The eyes of darkness by Dean Ray Koontz

  • これはダニーを超能力者に設定した事である意味全てが決まってしまったと云っていい。状況を盛り立てる為のホラー性は無論だが、ほとんど無力なティナとエリオットがさほど危機一髪な目に遭わないでトントン拍子にダニーと出逢えてしまうという御都合のいいストーリー展開もそうである。
    更には最後の宿敵になる筈だったアレクサンダーなど戦わずして惨めな結末を迎えるといった、まるで作者が途中で物語を放棄してしまった感すら窺える。
    ただこの作品、続編がありそうな気配もあるが、どうだろうか?

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