- Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167138226
感想・レビュー・書評
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文学界最強トリオによる架空文学全集編集会議。とにかく書籍マニア、文学史マニアにはたまらない。三浦雅士も言っていたけど、たしかに仏文30巻は多い。ジッドは3分の1巻でまぁ御の字だが、抱き合わせのピエール・ルイスはいらない。説明がなかったが、大岡昇平2巻とはどういうことか。あと宇野千代1巻で三人が一致しているのが面白い。
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キヤノンは人間の文化にとって非常に大事なものである。人間の文化は言葉が基本になって形成されていますが、その言葉の高度なものの核心部にあるのが古典なんです。その古典を精選したリストがキヤノンです。
世界文学全集がなければ、大江も村上春樹もいなかったっでしょう。
サブカルは馬鹿にできない。
ドイツ文学をなめちゃダメ。
モダニズムの代表が村上春樹で、プロレタリア文学の代表が井上ひさし、私小説の代表が大江健三郎。 -
欲しい本。
丸谷才一、鹿島茂、三浦雅士の3氏が架空の文学全集を編む。
世界編・日本編あわせて300巻の膨大な全集のプラン。
思い切った選択もあるそうです。
はたして、どんだけ読んでいるかな?
これはぜひ入手したい。 -
実に面白いです、ここまで言っていいんかいと思うところもありますが〜、それがまた一興です〜
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ざっと読みだけど、記録のために。この本は、「もっと本を読まなければ」という読者の焦燥感をかきたてる本です。アンチ教養主義の人は手にとるべきではないのだけど、実際に、このへんをおさえておけばいいのかなっていうのは分かるから便利。読書会の課題決めには、とても役に立つ本ですね。
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知らない作家、知らない作品ばっかりで反省。
もっと本読まなきゃ。義務感じゃなく興味本位。
終始丸谷リードで話が進んでくのがちょっと気になるんですが、
でも楽しかった。
下手なファンタジーよりわくわくします。