トミーノッカーズ 上 (文春文庫 キ 2-14)

  • 文藝春秋
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (612ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167148133

作品紹介・あらすじ

せんじつめれば全て偶然のいたずら、あるいは運命でしかない-あの日メイン州ヘイヴンの森で、ボビ・アンダーソンが何物かにつまずいたことも、好奇心から地面を掘り返しはじめたことも。(ボビが大変なことになっている!)虫の知らせを感じ、訪ねてきたかつての恋人ジム・ガードナーは、驚くべき光景を目の当たりにするが…。

感想・レビュー・書評

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  • 内容
    ジム・ガードナーは大学で英文学を教えていたが、今では詩の朗読で食いつなぐ疲れた中年。自殺まで考えた彼は友人のボビが大変なことになっているという虫の知らせを感じ、自殺を思いとどまって彼女の農場へ向かう。

    正直内容が全然思い出せない本の一つです。

  • 紙面の使い方が非常に読みがたい…
    疲れました。

  • まさにキングのターンなんですよね。
    この独特の口調って
    本当にキングにしか出せない味ですわ。

    ただし、今回は「ドロレス・クレイボーン」のような
    <ゴーマン>のような強烈なのは
    なかったですが、やっぱりキ印な方々が
    出てくるのは共通のようです。

    でも、この強烈なキ印さんは
    実は物語のキーになる人ではないかと
    読んでおります。
    そう、彼には一つ、大きな特性があるので。

    だんだんと凶器に渦巻かれるヘイヴン。
    進化、とは何か。
    気になるところです。

  • SFで宇宙人が来る話っていったら、なんか円盤みたいなのが降ってきて、細い銀色の人が何かしらこう、仕掛けてくるじゃないですか。そういう前提を根本からぶっ壊したSFホラー。
    だって空からじゃなくて、地中から出てくるんですよ。鼻血吹き出しながら彫り出すんですよ。町が変わっていくんですよ。でも何光年もかけて地球まで来ちゃうんだから、それぐらい宇宙人さん達も奇抜じゃないとね。

    途中、途中に原子力とか企業のこととか、色々と入りすぎてたり、説明がいつも通りくどい(助長・ただし私はそれが好き)だったりしますが、どうやって解決するんだろうというドキドキ感が結構好き。
    しかし、数年来読んでないものだし、こんなに長いから記憶がやや曖昧です。読み直したいけれど勇気がいるなぁ。

  • そのボリュームにヤラれて挫折した。そんならITはどうすんの!?

  • 080812〜090121読了

  • トミーノッカーズ、トミーノッカーズ、ドアをドンドン叩いている。
    原文で読んだらきっと怖いフレーズなんだろうな。いらないところで韻を踏みまくっているような気がします。確認できなかったけど。

    何が起きるのか、どんな展開になるのか、帯のあらすじを読むとだいたいわかっちゃう本。でも読むと面白い本。
    ただ活字に最近弱くなっているので、例えばAさんのプロフィールをえんえん書いてあって、その人が最終的に死んじゃったりすると、この人に関するプロフィールって今後どこに生きてくるのという気になります。ジムの放射能議論好きとか、後半に生きてくるんだろうか。「ジムは詩人で、ある時スポンサーともめて仕事ができなくなり、飛び出しました」で終わる内容を50ページ以上かけてえんえんとやるわけです。
    それが読めてしまうのだから、キングはおっかない。妙に含蓄がある気がする。

    でも、生理についてとか、セックスに関してとか、ちょっとあけすけすぎて読むのが辛かったり。そこは秘めておこうよー、みたいな。

    展開は順当で、悪くいえばちょっと退屈。わかっている描写をどこまで怖いかが勝負かな。ルースはあれで死んじゃったんだろうなぁ。愛着が出てきた頃にドロップアウトするんですよね……。

  • 未読

  • 映像化してたかな・・・?

  • メイン州ヘイヴンの山の中で、住人によって偶然掘り起こされたのは、数百年前に地球に墜落したUFOだった!それ以来、町は徐々に変貌し始める…。B級SFホラーテイストな本作、一般の評価はあまり高くないですが、私は結構好きです。トミーノッカーズの歌がなんか怖いけど良い。

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著者プロフィール

1947年メイン州生まれ。高校教師、ボイラーマンといった仕事のかたわら、執筆を続ける。74年に「キャリー」でデビューし、好評を博した。その後、『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを叩き出し、「モダン・ホラーの帝王」と呼ばれる。代表作に『シャイニング』『IT』『グリーン・マイル』など。「ダーク・タワー」シリーズは、これまでのキング作品の登場人物が縦断して出てきたりと、著者の集大成といえる大作である。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリ賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数。

「2017年 『ダークタワー VII 暗黒の塔 下 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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