- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167528133
作品紹介・あらすじ
とある晩、安倍晴明の師・賀茂忠行の息子保憲が訪れ、晴明に厄介な一件を頼み込んだ。それは-。藤原為成が一条六角堂で妙な首に憑かれてしまい、命も危ういので助けてやってくれぬか、というものであった。源博雅とともに為成の屋敷へ向かった晴明は…。「首」の他、都の闇にはびこる悪鬼、怨霊たちと対峙する全五篇収録。
感想・レビュー・書評
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ホラー要素が強い話から、少しファンタジックなものまで、色んな顔で楽しませてくれる。
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犬が酷い目に遭います。
個人的には虫のたぐいが得意ではないので、『むしめづる姫』のラストシーンであまりよかったなぁと思えなかった自分がいる。あれをもらって嬉しいかな……、想像力が乏しいだけだと思いたいが、めちゃくちゃ気持ち悪くないか?
今回は孔雀明王が大活躍で、つまりは虫関連の話が多いということなのだけれど、天足丸の話もそこそこ気持ち悪かったなあ……。文章でよかった。絵になってたらそっと閉じたと思う。 -
「あやかしのお話でありながら、人間関係やれないとも密接に関わってきます。人の感情と呪術は木っても切り離せないものだと実感できる作品です。呪術がお好きな方はぜひ!」(未来屋書店 本屋従業員によるおススメ本の紹介 2023 の紹介より)
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平安陰陽師伝奇ファンタジー第六巻。短編五編を収録。本巻の内容は奇怪方面に全振りで、ひとの情念の機微みたいものの描写は少なかったなあ。個人的にはそっちの方が好みなんだけど。
それにしても、"むしめづる姫"のラスト、半人蝶もらっても困るだろ。お父ちゃんおろおろしちゃうよ笑 -
シリーズ6冊目
虫めづる姫君、露子姫が魅力的
現代ぽい子、研究者向け?
探求心
大きな目、化粧しない、眉毛抜かない、お歯黒しない
19歳
また出てきてほしいなぁ!
。。。。
名前を呼ばれて返事してしまったら、そこに縁という呪が結ばれてしまう -
大量の蛇が登場したり首が人を襲ったりとおどろおどろしい話の後で「虫愛づる姫君」を基にした話で露子姫の清らかさにほっとしました。
今回は兄弟子賀茂保憲が登場。面倒くさがりな性格に書かれていますが岡野氏の描く漫画版の印象が先にあるので何だか不思議な感じで読みました。 -
とある晩、安倍晴明の師・賀茂忠行の息子保憲が訪れ、晴明に厄介な一件を頼み込んだ。それは―。藤原為成が一条六角堂で妙な首に憑かれてしまい、命も危ういので助けてやってくれぬか、というものであった。源博雅とともに為成の屋敷へ向かった晴明は…。「首」の他、都の闇にはびこる悪鬼、怨霊たちと対峙する全五篇収録。
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賀茂保憲のめんどくさがりな性格が面白い
道満も怪しいけどそこまでやな奴じゃない気がしてきた -
気持ち悪くて幻想的。肉を食いながらも満たされない首から下がない生首。人間はそういうものなような気がする。ってとこが人の性の確信をついててよい。
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むしめづる姫
露子相変わらずだな。露子の心が清いからきれいなものが生まれ出てよかった。
博雅の笛と相まって幻想的な風景だな。
呼ぶ声の
素面ではないにせよ、真っ直ぐでなかなか言葉にしづらい台詞をはくなぁ。
そこが良いのだけれど。
飛仙
仙人になれる薬を作ろうとしていたのは知らなかった。
落ちていた薬なんて怖すぎるものよく飲むな。