陰陽師 龍笛ノ巻 (文春文庫 ゆ 2-13)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167528133

感想・レビュー・書評

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  • L 陰陽師 6冊目

    また今後回想にも使われそうな話がいっぱい。またあの人?妖?に会いたい、みたいな。
    生きてる犬を仰向けにして割くのはやめましょう…ひー。

  • いつもながら、安部晴明の活躍は見事ですね。安倍晴明、陰陽師というと、なんとなく、オドロオドロシイ感じがしていたのですが、このシリーズは違いますよね。ちなみに、私はオドロオドロシイ感じも好きなのですが・・・。
    毎回、話の最初に、源博雅と一緒にお酒を飲んでますが、いつも風流でいいシーンですね。

  • むしめづる姫と呼ぶ声のがいい。

    サクサクと読み進められて、ぬぐい難い後味の悪さが残らない、よいシリーズです。

  • 夢枕獏『陰陽師 龍笛ノ巻』『陰陽師 天鼓ノ巻』読了。さまざまな妖(あやし)や不思議な現象と対峙する安部清明と源博雅。読み進めていくうちに、それらをもたらすものは結局嫉妬、欲望、怒り、愛情など人間の深い想いだと気付く。妖怪退治というとおどろおどろしいが、京の都はあくまで風流で優雅。

  • そろそろ、人の絶叫が「あなや」であることに慣れてきました。

  • いつも通りの感じが心地いい。美しい情景が目に浮かぶようだ。このシリーズの安倍晴明は有能すぎて読んでて安心感がある。ドキドキすることはないが、難しく考えることもないのでサラッと読める。
    露子姫と黒丸はどうなったのかが気になるなぁ。

  • このシリーズの「間」がとても好き。そしてこの「間」が作り出す雰囲気がとても好き。

    あいかわらず、安倍晴明は端然とし、源博雅はオタオタとしている。ここに、今回は賀茂保憲が登場するのだが、今後もちょくちょく出てきそうである。しかし、ここに登場する陰陽師は、みんなシニカルな性格だ。たしかに、熱血な陰陽師は頼りなさそうだけど。


    「むしめづる姫」も登場したが、まさにナウシカだな、この姫は。今回は、「むし」が登場することが多く―足のないヤツらがとくに―、読みながら心臓がぞわぞわしてしまいました。


    さまざまに発生する妖しい事件は、どれも「もののあはれ」でいっぱい。もしかしたらこのシリーズ、現代の仏教説話かも。

  • 目指すべく鈍な博雅。
    今回はむしめづる姫が一番印象に残った。
    久しぶりに綺麗な描写だったなー
    露子姫はこの式神をどうしたんだ!?

    あとがき読んでキマイラが読みたくなった俺は単純?
    「よもう」
    「よもう」
    そういうことにはならなかったw

  • 5巻目と思う。

    「博雅よ。そういう真っ直ぐな眼で人を見るものではない」「見ると、困るのか」「困る」》(p.168)

    読んだのは単行本なので、引用の頁数は単行本のものです。

    (2003年06月14日読了)

  • 大好きなシリーズ。

    やはりこれはいい。日常に潜む情緒をうまくとらえつつ幻想的な小説に描かれてる。

    行き先は誰にもわからないし、それはどこにもないかもしれないNEVERENDINGSTORYでも構わない。
    読み続けられることが幸せなシリーズの一つ。

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著者プロフィール

1951年、神奈川県出身。第10回日本SF大賞、第21回星雲賞(日本長編部門)、第11回柴田錬三郎賞、第46回吉川英治賞など格調高い文芸賞を多数受賞。主な著作として『陰陽師』『闇狩り師』『餓狼伝』などのシリーズがあり、圧倒的人気を博す。

「2016年 『陰陽師―瀧夜叉姫― ⑧』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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