大地の子 二 (文春文庫 や 22-2)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 127
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  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167556020

感想・レビュー・書評

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  • なんだかもどかしい。
    でも「この先どうなるんだろう」とわくわくしてきました。

  • 中国の権謀術数はすごい。およそ、自分に関係ない世界だからこそ引き込まれてしまいます。

    今の僕たちに想像出来ないくらいの愛国心。

    これは国民性の違いなんだろーか。。

  • 相変わらず、暗~~~~~~!!!

    半年ぶり(!?)に続編を読み始めました。
    ラッキーなことに、登場人物もそこまで多くない上に、話のつながりも伏線も無いから、時間が経ってても簡単に入り込めました。

    逆に言えば、話のつながりも伏線も無いから、ただ単に読み進めている感満載で、正直ちょっと辛い。
    例えば、突然現れた松本さんの、過去の話をきかせれば、登場人物が少ないゆえ、「あ、父ね」とすぐに分かってしまったり、丹青が出てきた時点で、「あ、また波乱ね」と読めてしまったり。

    なんか、無駄にちょい出のキャラに肉を付けすぎてる気がする。特に中国政府関係者。

  • ようやく物語が動き始めました。

  • 戦争の悲惨さ。権力の恐ろしさ。目の当たりにしているような描写で,臓腑をえぐられるようでした。お勧めします。

  • 文化大革命の意味がわからない。
    どうして、優秀な若者の才能を潰そうとしたのだろう。
    それでも頑張った一心はすごい。

  • 一巻は激動の時代と言う感じで、この二巻で物語りが繋がり、急展開します。
    やはり考えさせられるのは中国との戦争ですね。
    日本軍が行った事は事実として恐ろしい事ですし、許される事でもありません。
    やはり日本はもっと、過去行った事の教育が必要だと思います。
    確かに、中国の教育を見る行き過ぎた教育にも思いますが、間違い無く事実です。
    でももっと酷い現実は、アメリカは日本に原爆を落としているのです。

    物語は奇跡的に社会的地位を作った、陸一心が表舞台に出始めます。
    それぞれの過去を抱えつつ人間関係も複雑に絡みます。
    本当に傑作です。

  • (2)は政治的な事が多くてアホな俺には難しかったけど、

    色んな出会いとかあって面白かった。

  • いよいよ面白くなってきた。

    文革も終わり、毛沢東亡き後の中国の混迷ぶり。
    そして、主人公の実父の存在。

    それにしても、鉄工所とは。
    華麗なる一族とややかぶるか。

  • 第二次大戦の最中、当時の満州国の発展させたい思惑で日本の政策として、日本の貧村から移住した家族。しかし敗戦の色が濃くなると、民衆を残して軍隊は撤退していく。命を懸けた逃避行で両親を失った主人公とその妹の二人は、中国人によって捕まり人身売買で離ればなれとなってしまう。
    その後、親切な中国人夫婦にもらわれ、中国人として生きていく決意をして努力をするも、日本人であることでいわれのない差別を受け、文化大革命に巻き込まれていく。
    物語は実際の出来事を基にしており、日本と中国の間の政治問題や歴史を知ることができるので、この図書をお薦め致します。

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著者プロフィール

山崎 豊子(やまざき とよこ)
1924年1月2日 - 2013年9月29日
大阪府生まれの小説家。本名、杉本豊子(すぎもと とよこ)。 旧制女専を卒業後、毎日新聞社入社、学芸部で井上靖の薫陶を受けた。入社後に小説も書き、『暖簾』を刊行し作家デビュー。映画・ドラマ化され、大人気に。そして『花のれん』で第39回直木賞受賞し、新聞社を退職し専業作家となる。代表作に『白い巨塔』『華麗なる一族』『沈まぬ太陽』など。多くの作品が映画化・ドラマ化されており、2019年5月にも『白い巨塔』が岡田准一主演で連続TVドラマ化が決まった。

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