ツチヤの軽はずみ (文春文庫 つ 11-4)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167588045

感想・レビュー・書評

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  • 著書のエッセーの馬鹿馬鹿しさ、癖になる。ただ、読んでいて時々吹いてしまうので、決して人前では読めない。

    下手うまな挿し絵も味があっていい。

  • 文春文庫で刊行された著者のユーモア・エッセイ集は、本書で4冊目となりますが、本書以降、表紙をいしいひさいちのイラストが飾っています。『ののちゃん』のツチノコ教頭は登場人物のなかでは一番の常識人なのに、本書の内容はあいかわらずふざけた文章です。

    そんな中にときおり差し挟まれる、子ども時代の幸福が失われたことを考察した「何を失ったのか」のような、滋味あふれる文章が光っています。

    もちろん、学生や助手とのやり取りを題材にした、いつも通り屁理屈全開の文章も楽しんで読めます。

  • うーん、バカバカしさ全開。
    これが「週刊文春」に連載されてるんだから、すごいよなあ。
    本当に得るところがない本だけど(笑)、面白さは保証付。
    三浦しをんと並ぶわ。

  • このひねくれ具合が好きです。
    「酷暑の中の授業」
    「原稿ができるまで」
    「若者の座り方」
    「一貫しない動物」
    が好きです。

  • 2009.12.10


    物事をあらゆる角度から見たらこうなるのか、な。

  • あ。ギョーザ(「われ大いに笑う、ゆえにわれあり」参照)。

    「這えば立て 立てば歩めの親心 からくれないに水くくるとは」
    ―2009/10/01―  読了

  • 相変わらずです

  • 奥さんを愛しているんだろうなって思う。「愛してる」なんて一言も使わないのに、使うのは「本棚を直せ」と「酷い料理」についての記述ばかりなのに、奥さんを愛してるのが伝わってきてしまうんだよなぁ。その言葉を使わないで読んでいる人やまわりの人にそう思わせる技術を身につけていきたい。

  • 「週間文春」に連載されていたエッセイを集めた一冊。

    もはや説明する必要も無いので、説明しません。
    相変わらず私は好きです。

著者プロフィール

1944年岡山県玉野市生まれ。玉野市立宇野幼稚園、宇野小学校、宇野中学校と、とんとん拍子に宇野地区きっての名門校を進み、中学2年生のとき岡山市立丸の内中学校に転校。岡山操山高校を経て、官僚を目指して東京大学文科一類に入学。2年後、方針転換して文学部哲学科に進学して大学院博士課程中退。東大助手を務めた後、お茶の水女子大学に着任。35年にわたって哲学を教え、現在、お茶の水女子大学名誉教授。 哲学のかたわら、五十歳のときユーモアエッセイ集『われ笑う、ゆえにわれあり』(文春文庫)を出版したのを皮切りに、『妻と罰』『ツチヤの貧格』(文春文庫)、『ツチヤ学部長の弁明』(講談社文庫)など多数のユーモアエッセイ集と、『ツチヤ教授の哲学講義』『ツチヤ教授の哲学入門――なぜ人間は八本足か』(文春文庫)など少数の哲学書を発表、いずれも好評のうちに絶賛在庫中。他に『幸・不幸の分かれ道――考え違いとユーモア』(東京書籍)、『われ悩む、ゆえにわれあり―― ツチヤ教授の人生相談』(PHP)などを矢継ぎ早に発表し、在庫に花を添えている。週刊文春とPHPに連載中。

「2013年 『哲学者にならない方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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