水の眠り 灰の夢 (文春文庫 き 19-2)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (475ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167602024

感想・レビュー・書評

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  • 081226(n 090107)
    081226(n 不明)

  • 図書館にて。
    ミロのシリーズの1冊だったんですね。
    大変入り組んだ物語で、よく練られているなと思った。
    最後まで夢中で読んだ。

  • 村野ミロシリーズは「顔に降りかかる雨」「天使に見捨てられた夜」「水の眠り 灰の夢」「ローズガーデン」「ダーク」の順番だが、最後に読んだ当作。60年代の週刊誌業界の熱さが伝わる。黎明期の颯爽さ。「ダーク」での破滅的結末をを知る前だったらもう少し楽しめたかもしれない。

  • ミロシリーズの中で、村野善三を主人公として書かれたもの。
    この男くささがよかった。村野善三氏、この時点では好きでした・・・(軽くネタばれ?)

  • OUT以来2冊目の桐野夏生。かの有名な村野ミロのことは知っていたので、その父親を書いた話、というのはおもしかった。けど謎解きがイマイチ順序だってない、というか。主人公が真犯人だと思ってる人と、序盤の犯人の目撃談があまりかけ離れてる気がするし、他にもあれ?っていうところが幾つかあるような気がします。ただ時代設定はとても好きでした。

  • ミロの父親村善のことだと思うと面白い。
    でも、ひらめきや勘で解決に持っていったような。。。

  • 村野ミロのお父さん、村野善三が主人公。 シリーズ2冊読んでから読むとなんだかうれしくなる。 あ!みたいなことがあるから楽しい。 これまたきもちのよい主人公だけど、男であるからもっとハードな印象になりがち。 

  • たまたま手に取ったが、「ミロシリーズ」(ほとんど未読)の外伝的小説らしい。
    が、「トップ屋」という人々の衰退を実在の人物をモチーフに描いていて、この本単体でも読み応えは充分。
    この主人公がその後……と想像する楽しみがあるのは外伝ならでは。

  • 探偵ミロシリーズのミロの義父・村野の若い頃の話。時代も昭和38年頃の話だしあんまり興味ないなぁと思いながらもミロシリーズ番外編だしな。と一応読んでみたらこれが意外と面白かったです!

    っていうか、やっぱ読んでおいて正解だったなと後で他の作品を読んで思いました。
    (このあとすぐダークを読んだので・・)

    【地下鉄爆破に遭遇した村野が連続爆弾魔の取材に動き出し、ふとしたことで知り合った女子高生が殺害され容疑者にされてしまうという話です】

    ミロシリーズを知らなくても全然読めますがミロシリーズを読んだ方が楽しめるかも。でもこれを読んでからミロシリーズを読み始めても面白いかも。(どっちだ(笑))

  • OUTで大ブレイクの、桐野夏生の小説。<br>
    この人の本、結構好きで探していたら、<br>
    ブックオフにてたまたま100円で購入、ラッキー。<br>
    <br>
    人物の人生が折り重なり、<br>
    少しずつ重なっていく。<br>
    人の思いがいろんなところにちりばめられ、<br>
    次から次へとはじけていく。<br>
    が、霧散することない。<br>
    最後には「水の眠り 灰の夢」の意味も。<br>
    <br>
    100円はお買い得だった♪<br>
    ☆4つの下。

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著者プロフィール

1951年金沢市生まれ。1993年『顔に降りかかる雨』で「江戸川乱歩賞」、98年『OUT』で「日本推理作家協会賞」、99年『柔らかな頬』で「直木賞」、03年『グロテスク』で「泉鏡花文学賞」、04年『残虐記』で「柴田錬三郎賞」、05年『魂萌え!』で「婦人公論文芸賞」、08年『東京島』で「谷崎潤一郎賞」、09年『女神記』で「紫式部文学賞」、10年・11年『ナニカアル』で、「島清恋愛文学賞」「読売文学賞」をW受賞する。15年「紫綬褒章」を受章、21年「早稲田大学坪内逍遥大賞」を受賞。23年『燕は戻ってこない』で、「毎日芸術賞」「吉川英治文学賞」の2賞を受賞する。日本ペンクラブ会長を務める。

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